A:人工知能AIはどんどん進歩している。多分知的作業の一つの極である囲碁、将棋の分野では、AIは人間に勝った。
この先、どうなるのであろうか。『人類の未来』(NHK出版新書)の、「シンギュラリティは本当に近いのか」レイ・カーツワイルは次を述べている。
・技術の性能の発展は線形的成長でなく、指数関数的成長をする
動物の移動スピードは一定で、加速するということはなかったかr、我々の脳の思考は線形思考だがAIの場合は違う。
ヒトの遺伝子の塩素配列をすべて解析する「ヒトノゲノム計画」が実行に移された時、7年経過した段階では1%だけだった。その段階で、科学者たちは「1%の解析に7年かかったのだから、すべての解析にその100倍の700年かかる」と予測したのです。私の藩王は、「1%終ったのだから、もうほとんど終わっている」というものでした。毎年2倍づく結果がのびていくはずだから、100%
コメント
コメントを書くわたしは碁をたしなみます。(そこそこ強いのです)
世界最強の棋士の一人、イ・セドルがAIに圧倒された
のは衝撃でした。
なんども棋譜を並べたのですが、人類の脳からはけっして
出てこないアイデアが要所で出てくるのです。
最強棋士たちの棋譜からは見たことのない着手が見られます。
そして今では、プロ棋士がAIの手を真似ています。
孫崎さん。
囲碁に関してはAIはハッキリとプラスをもたらしました。
ヒトの脳などいかほどのものかと。
ヒトが棋理を極めることはない、と。
プロ棋士のよってすがるところは、自転車の発明は、
駆けっこを廃れさせることはなかったということです。
でも、他の職業での駆けっこは、簡単に自転車にとって
変わられるでしょうね。
心配です。
人工知能が人間の能力を追い越すのが、囲碁や将棋に限った話しなら何と言うこともない。
だが現実に、私たちの生活を脅かしているではないか。
第二次大戦で惨敗した日本が、世界を驚かす驚異的スピードで復興できたのは、半導体の発明による電子業界の、革命とも思える発展があった。そして、それを支えたのは「金の卵」と称して全国から集められた若い女子作業員だった。ところが電子業界が発達しすぎて集積回路が開発された結果、それまで細かい部品を一個ずつ半田付けしていた仕事が、機械が一瞬で作ってしまうようになり、その女子作業員は不要になってしまった。当然、数え切れないほど大量の失業者ができてしまった。同様のことは自動車産業でも起こっている。
こうした影響は1980年代から起こっているが、政府が気づいたのは10年ほど過ぎて、大企業の倒産が続発してからだった。しかし大企業の倒産も、官僚には何の影響もないので政策の転換を怠り、世界に比類なき巨額赤字をつくってしまった。その対策として、一万円札を野放図に印刷した、トンマな政権もあったが大量の一万円札が市中に出ることはなかった。それなのに、トンマな政権は高い支持率を保っている。まさにド阿呆国家なのだ。
電脳とプロ棋士の対決を当初から私は熱烈ファンとして興味深く観戦してきました。昨年からプロ棋士代表は電脳に歯が立たなくなってます。加藤一二三先生は出だしで優位に立たないと勝ち目が無いと断定しました。その理由は、私が想像するに、出だしに関してプロ棋士は理にかなった美意識に基づく構図を持って居るが、電脳にはその美意識が無い。従って、電脳はとんでもない構図を出だしで採用することがある。そのとんでもない奇妙な構図の矛盾をすかさず突き、出だしの差をそのまま維持してゆくしかないということでしょうか。中盤からの最善手を見出す能力、一手違いで勝利を収める確定的手順を発見する能力は人間の及ぶところではないと加藤一二三先生は慨嘆されています。
最近の最先端将棋電脳はプロの定石に依拠してない。自らの思考に基づき局面局面で勝つための戦術を展開するらしいのです。しかも、短時間で計算するらしいのです。こうなると将棋では人間は電脳にかないません。
最後に、無機物AIは有機物ヒトに使われて終わるかどうかですが、やはり人間の使用物として終わるのではないでしょうか。人間には欲がありますから。人間以外には一定の欲を一時的に持つものもいますが、果てしない欲はありません。人間だけが御しがたい欲を持った危険な存在なのです。
1対1,2,3、・・・・・無限大の相関関係が規則性、ルールがあれば、将棋のように、1対1における「イエス、ノウ」の限りない追及ができるように、他の事象も限りない追及ができ、多数の現象の多相関関係も、追求できるのでしょう。ただし,事象、現象に規則性、一定のルールがなく、アトランダムに展開すれば、人間の知恵で追及を進めることが不可能だ。条件を人間が読み切れなければ。人口知能AIの能力も限界ができてしまう。戦争の場合、戦略展開上、かなり高度に追求可能であり、AIの開発力が、戦争の勝ち負けを左右する時代になっており、米国、ロシア、中国は、死に物狂いで開発競争をしているのでしょう。人工知能AI戦争というのでしょうか。
>>4
戦争はルールは無いと言われます。過去の全ての戦争にはルールがありませんでした。特に米国はイラク戦争、シリアミサイル攻撃に典型的に現れている狂人理論に基づいて世界を惑乱させています。そういう世界で人工知能AI戦争のイメージが湧かないですが、どういうイメージの戦争か教えて下さいませ。
>>3
わたしも2001年宇宙の旅的なAIの反乱は
そんなに心配いらないと思います。
強欲な人間に使われるからこその心配です。
ところで将棋はAIが指しても、初手は7六歩か
2六歩なのですか。
囲碁AIは黒番を持つと初手(と3手目)はとんでもない
ありえないところに打ったりするのですよ。
ど素人かと思えるようなところへ。
>>6
先日は佐藤名人が後手番で電脳ポナンザが先手。先手ポナンザの初手がなんと3八金でした。それでも悠悠と佐藤名人を負かしました。並み居るプロ観戦者はポナンザの初手を嘲ってましたが、10手20手進むうちに皆茫然となってました。囲碁は世界が広いからあり得ないところに打ってもご愛敬みたいなものじゃないかと思うのですが、将棋盤は狭いのに超一流の棋士でもとがめることは難しいようです。