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フレデイ タンさん のコメント

私は中国は善人だという前提で極東情勢を考えているし、今後もそういう考えで行こうと思っています。何故なら、米国のネオコンには一切妥協せずひるまず戦う中国の姿勢が頼もしいからです。そんな中で最近始まった北朝鮮の核・ミサイル問題を契機とした極東情勢については中國も米国と同様に相当の悪人ではないかという前提で考えると種々これまで見えなかった別の可能性が見えて来てとても興味深くなるので不思議です。いくつかポイントを整理すると次のようになります。
1.米国は朝鮮半島の統一には関心がない。何故なら、コストがかかり過ぎることと今のように南北が分断されいがみ合っているほうが米国製の高価な兵器を日本と韓国に売り込めるからです。中国はそのことを十分弁えている。
2.中国の本音は米国にシリアでやったように北朝鮮を攻撃してもらいたいこと。その結果、金体制が崩壊すれば、中国は直ちに人民解放軍を派遣し傀儡政権を樹立することが出来る。しかも、安上がりで。
3.米国が北朝鮮を攻撃すれば、東京とソウルが壊滅する。上記2の想定と併せて米国の先制攻撃は全く利を伴わないことは明らか。米国は北を攻撃すると脅しているが、単なるコケ脅しである。韓国も日本も中国も北朝鮮も各国の支配層はそう理解しているようだ。
続く
No.7
92ヶ月前
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韓国大統領選挙は 5 月 9 日に行われる。 北朝鮮の危機が、この大統領選挙に重なるように高まってきている。 私は、突然の朴大統領辞任への動きは、米国から見ての朴大統領の無能力に、潘基文国連事務総長に代える筋書きだったのでないかとみている。 潘基文は当初、圧倒的な人気を得たが、親族の徴兵拒否、賄賂的金銭受理があきらかになって、急速に失速し、本人は大統領選出馬中止を発表した。  朴大統領辞任の辞任で一気にムン・ジェイン(文在寅)の優位が築かれた。  文在寅は盧武鉉(ノムヒョン)政権( 2003 年 2 月~ 08 年 2 月)では青瓦台の民情首席や大統領秘書室長など盧武鉉大統領の側近として活躍した。盧武鉉政権を実質的に動かしてきた人物とみられている。 この時の主要な外交政策は、「対北朝鮮政策においては金大中の太陽政策を継承、かつさらに極端なまでに発展させ、北朝鮮に対しては徹底的な宥和路線で臨んだ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。