りゃんさん のコメント
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A 事実関係
1毎日新聞 WEB 版
「国有地貸し付け 「昭恵氏に適時報告」 民進聞き取り、籠池氏「国前向きに」
毎日新聞 2017 年 4 月 28 日 大阪夕刊
森友学園への国有地売却問題で、民進党は28日、籠池泰典前理事長への聞き取り調査をした。学園は当初、小学校開校に向け、大阪府豊中市の国有地の定期借地を希望していたが、籠池氏は「(国有財産を管理する)財務省に、(安倍晋三首相の妻)昭恵氏に報告していると伝えたら前向きになった」と説明。「昭恵氏に名誉校長になってもらい、土地問題がスピーディーに動いた」と述べた。 (毎日新聞)
2:東京新聞: 学校法人「森友学園」の国有地払い下げ問題で、籠池泰典前理事長は28日、学園側と財務省とのやりとりについて「安倍昭恵夫人には適時、交渉内容について電話で報告していた。昭恵夫人が名誉校長就任後は、業務の一環として報告を続けた」と明らかにした。
現在の体制が政治学用語としての全体主義だとはおもわないのですが、それは別論として、高級官僚に対するグリップが安倍政権ではそれ以前に比べれば強くなっていることは、たぶん広く認められている現象だとおもいます。
その原因を「内閣人事局」の制度に求めることも、たぶん広く認められていることでしょう。
これによって高級官僚は実質的に政治任用になり、官僚でも政権党ですらもなく、官邸の意向が官僚の行動にダイレクトに反映することになります。これは、官僚に政策実現を阻まれがちだった民主党の夢の、ある意味実現でもあり、効用も副作用もあることなのでしょう。
この新しい現実に対して、官邸や高級官僚がどういう新しい規範に従うべきなのか。この問題を籠池問題が提出しているのだとおもいます。
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