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りゃんさん のコメント

日本の内閣は、現在は日本国憲法上の制度になっており、大日本帝国憲法下の内閣よりは憲法上の権限が明確になり強化されています。しかし、実質的には戦後長い間官僚主導の非民主的な行政が続きました。

「強い内閣」は民主党政権の課題でもありました。かれらが局長以上は政治任用だとか、自党の国会議員を省庁の内部に送り込むだとか言ってたのは記憶なさっているでしょう。当時かれらは「政治主導」と言っていました。それを俗っぽくいうなら、官僚内部の「反対者を潰す」ことが課題だったということです。

結局鳩山小沢の不協和により、これは実現しませんでしたが、現在の内閣人事局制度も、国家戦略特区制度も、この延長上にあります。加計学園問題は、文科官僚の「政治主導」に対する抵抗と権力闘争を、朝日新聞等がみずからの政治目的のために利用しているのですね。で、今度は釜山の総領事ですか?

孫崎さんの論を良く読んで考えてみてください。彼の論のほうが、憲法秩序を無視し、政策論と組織論とを混同した、混乱に満ちたものであることがわかることでしょう。
No.12
89ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 森友学園、加計学園、対韓国政策、問題点がいくつかある。  森友学園は、国有地を実質ゼロで、右翼的教育をしている籠池氏に与えた。  加計学園は獣医学部の新設を決めた。ここでの問題点を整理すると次のようになる。  ①キャンパス用地(約37億円相当)は今治市が無償譲渡。総事業費192億円のうち最大96億円を市と愛媛県が負担する。これ等は地方公共団体の資金ではあるが、国が県、市へ迂回支援を行う可能性がある。②安倍首相と加計学園の加計理事長は緊密な関係にある。③安倍首相は「私がもし働きかけて決めているとあれば、責任を取る」と発言している。  そして、従軍慰安婦像を釜山日本総領事館前に韓国市民団体が設置したことに対して、駐韓国大使と注釜山総領事を引上げさせた。これは一見正しそうな措置であるが、そうではない。  ・釜山の日本総領事館前に慰安婦少女像が設置されたことは決して望ましいことでは
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。