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younghopeさん のコメント

民主主義は、「数の論理」、「多数決によって決める」というものの見方が、国民に根付いている。読売などは、社説でも言っている。この見方は、独裁体制と同じである。違っているのは、民主主義では、思想言論の自由が認められていることである。しかし、秘密保護法、共謀罪防止法などが制定されていくと、完全に独裁体制と一致して合体してしまう。民主主義という独裁体制であり、北朝鮮と瓜二つになる。

民主主義は、国民主権であり、少数意見によく耳を傾けるということであり、よく議論して、最終的方向付けは「数の論理、多数決」で決めるということである。最初は手間がかかるが、慣れてくれば、スムーズに進められるものである。決めても少数意見が全く無視されることはないのであり、救済措置が必ず付則となって救済されるのです。

日本が不幸なのは、賛成反対が真っ二つに分かれ,賛成と反対の中で議論されることがないのです。大きな事例は、日米基地協定である。自民党は継続維持が党内の主流であり改正の動きが出ない。一方野党はどうか。日米基地協定に反対であり、部分的修正、改正の方向を目指そうとしない。与野党で一致団結して米国と交渉しなければ、日本の意志を行使できないのに、どちらも歩み寄ることをしない。賛成と反対の中で、議論されることがないのです。どちらも「狭量というか、愚か」ということなのでしょう。民主主義が築かれる土壌ができていないので、民主主義が育たないのです。
No.3
90ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今、安倍政権の下で、民主主義と言われぬ事態が次々展開されている。  顕著なのは言論の弾圧である。加計学園での決定において、「安倍首相の意向」とする内部文書が実在したと証言する前川元次官を、人物破壊する。それに大手新聞が加担する。「国境なき記者団」では報道の自由度で日本は世界の72番目という危機的状況であるが、日本国民はこれにほとんど関心がない。  日本は民主主義国家というが、この民主主義は、占領軍に与えられたものだ。その脆弱性が今、出てきた。占領軍の与えた民主主義というものを、歴史的に見てみたい。  ジョン・ダワーは一九三八年生まれ。 MIT 教授など。『敗北を抱きしめて』(岩波書店、二〇〇一年)は一九九九年米国で出版され、ピュリッツァー賞(ノンフィクション)、バンクロフト賞等を受賞。日本を対象にする本が全米的に評価されるのは希少。その引用。 ***********************
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。