フレデイ タンさん のコメント
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今、安倍政権の下で、民主主義と言われぬ事態が次々展開されている。
顕著なのは言論の弾圧である。加計学園での決定において、「安倍首相の意向」とする内部文書が実在したと証言する前川元次官を、人物破壊する。それに大手新聞が加担する。「国境なき記者団」では報道の自由度で日本は世界の72番目という危機的状況であるが、日本国民はこれにほとんど関心がない。
日本は民主主義国家というが、この民主主義は、占領軍に与えられたものだ。その脆弱性が今、出てきた。占領軍の与えた民主主義というものを、歴史的に見てみたい。
ジョン・ダワーは一九三八年生まれ。 MIT 教授など。『敗北を抱きしめて』(岩波書店、二〇〇一年)は一九九九年米国で出版され、ピュリッツァー賞(ノンフィクション)、バンクロフト賞等を受賞。日本を対象にする本が全米的に評価されるのは希少。その引用。
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先日、孫崎先生ご紹介のルース・ベネデイクトの「菊と刀」、そして本日の「敗北を抱きしめて」を改めて読み直し、以前に友人から紹介のあった「アメリカの鏡:日本」を併せ読み、集団思考癖を私なりに早急にまとめてみたい。
古い話で恐縮だが、ジンギスカンは世界制覇の為に降伏させた民族や国家を丸ごと最前線に配置し戦略を遂行したと言われる。米国はジンギスカンの如く、財政上の制約もあるから猶更のこと、日本を丸ごと最前線に使おうとするだろう。
米国人の三人の良識が書いた三つの著作から日本民族の集団思考癖という心的疾患の詳細が分かれば、適切な治療方法が分かるかも知れない。そして、それが功を奏して日本は二度目の奈落に落ちないで済むかも知れない。
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