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りゃんさん のコメント

全体主義体制ということばもねえ。
近衛は大政翼賛会で、全体主義を主導するナチスやソ連共産党的な党をつくろうとしたわけですが、そのこころみは、まさに東條によって阻まれます。大政翼賛会は形骸化し、戦争開始も戦争指導も大政翼賛会指導下でおこなわれたものではありませんでした。
近衛中心の大政翼賛会体制がかりに機能していれば、戦争を避けられたかも知れないことは、孫崎さん自身の記述からもうかがい知れるところです。
雰囲気で歴史を知った気になっていることの弊害は大きいですね。
No.5
90ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
ゾルゲはソ連のスパイであった。それは事実である。尾崎等が協力した。それは事実である。では彼等の活動で日本に実害を与えたか。それは全くない。一般に「ゾルゲは関東軍がソ連極東に侵入しないことを連絡した。これでソ連は極東軍を西に展開でき、モスクワ陥落を防いだ。大変な功績があった」とあるが、ゾルゲ等が関東軍がソ連の攻撃がないと報告できたのは9月以降、ソ連は8月中旬以前に、極東軍を西部戦線に投入する決定をしており、ゾルゲ情報は関係ない。  では何故ゾルゲ等が捕まったのか。  近衛首相を追い落とすためである。開戦に反対する近衛を、追い落とし、東条が首相の座に就くためである。尾崎秀実は近衛の側近と言われ、彼がソ連のスパイであれば、近衛内閣はもたない。それがゾルゲ事件の本質である。  それで次の人々が死等の被害を受けた。  ゾルゲ 死刑( 1944 年 11 月 7 日執行) ヴケリッチ無期懲役( 1
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。