都議会選挙がはじまり、各党の代表者の演説もありましたが、築地市場についての考え方、すなわち築地利権を温存するかどうかについてで区分けすると、各党がきれいに分類できますね。具体的にどうなのかは調べてみられればいいとおもいます。

若年層ほど自民党支持といわれ、それは若年層が右傾化してるからだなんていわれることもあり、たしかにその面も否定できないのかなと思うときもありますが、それとは別の要素も大きいとあらためておもいました。

つまり、古い利権構造温存に賛成しない、ものごとを科学的・合理的・現実的に考える。こうした傾向を若年層になるほどもっていて、この傾向を既成の政党に強いてあてはめるなら、それが自民党になる、ということです。

われわれは国会議員を直接選挙でえらび、総理大臣はその国会議員の選挙で選ばれます。別に安倍総理だけでなく、何党のだれが総理でも同じです。日本国憲法の要請するその仕組みにより、官僚よりも内閣・内閣総理大臣のほうが明らかに民主的な存在であり、内閣・内閣総理大臣が実質的にも官僚をコントロールする仕組みが求められてきて、現在の内閣人事局があるわけですね。

ところがものごとを合理的に考えられないひとびとは、官僚のほうが内閣よりも民主的だなどと倒錯したことを言い出す。それは「自分の考えが民主的なのだ」というただの傲慢にしかすぎません。