リテラは「前川前次官が田崎史郎、山口敬之、読売、NHKら安倍応援団を批判!安倍政権によるメディアの私物化は、民主主義を殺すと」を掲載。日本記者クラブ主催の記者会見に出席した前文科省事務次官の前川氏の発言を。解説を交えつつ解説。以下その引用。
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「この(獣医学部をめぐる)一件を通じて、まったく別の問題として認識を新たにしたのは、国家権力とメディアとの関係です」
「ひとつは、私に対する個人攻撃だと思われる記事が5月22日の読売新聞に掲載されました。私としては不愉快な話でしたが、その背後に何があったのかはメディアの関係者のなかできっちり検証されるべき問題だと思っています。私は個人的には、官邸の関与があったと考えております」
官邸の関与で読売の醜聞記事はつくられた──。たしかに、前川氏はこれまでも記事が出る2日前から読売の記
コメント
コメントを書く> 問題の最重要人物がメディアから追いかけられていないという異常事態、それこそがメディアの弱腰を裏付けているだろう。
全くその通り。
件の記者会見で前川氏曰く、
「初めから加計学園に獣医学部を創らせるという結論があって、その結論にもっていくために様々なプロセスを経由していったのではないか。また、そのために最後の段階で様々な条件が付け加わったわけであり、その付け加えられた条件というのが-
・広域的に獣医学部が存在しない地域に限る
・平成30年4月に開学できるものに限る
等であり、最後には-
・1校に限る
とし、最終的に今治の加計学園しか該当しない形にもっていっている...」
完全アウェーで審判も協会も買収済みの相手チームが反則ヤリたい放題のところへ、ひたすら耐えてフェアプレーに徹しているサッカー試合を見せられているかの如くです。いくらゴールを決めても全部オフサイド判定。一体何なのか?!
この図星の「結論」を あくまでしらばくれる...今さら「嘘と詭弁でした」とは言えないからねえ。もはやオウムの上祐と一緒。
前川問題の本質は、加計問題ではない。政治家と官僚の関係であり、日本の体制機構の在り方、民主主義の在り方を問うた問題である。残念ながら、マスコミが政府に寄り添っているため、本質問題が沸き上がってこない。理念が欠けた国民性の性によるものであるが、重大な過渡期になっている。
官僚の人事権を内閣府、すなわち、安倍首相と菅官房長官が握り、官僚に対する予算配分の権限が「党から政府にかわった」ことによる様々な利権構造の「軋轢」が顕在化しているとみるべきでしょう。議員たちは、選挙で選ばれるわけであり、住民の苦情陳情を日常的に聞き、党に持ち寄り、幹事長が采配を振るうのが、今までのやり方であったが、官僚の人事権を握る内閣府(首相、官房長官)の意向が強くなり、官僚機構に「軋み」が出ている。自民党の実質的権力が、安倍首相に集中し、今までの実質的権力者、二階幹事長を飾り物にしている。顕在化していないが、自民党議員など党の役職者が安倍首相に直結しており、陳情活動の成果は、安倍首相に集中することになる。党がなくなり、政権と直結する官僚機構は、安倍首相忖度政治に変質し、真面目な官僚は仕事するのがあほくさくなるでしょう。政治家が優秀であれば、この弊害が緩和されるが、安倍首相のような愚宰相では、混乱がマグマのように湧き出てくるのも、時間の問題でしょうか。湧き出てこなければ、社会主義国日本が、独裁国家に変質するのでしょう。
政権と官僚と党の関係は、今までの知恵を生かし、三位一体でないと、日本的国民性になじまないことを十分に理解しているのでなく、刹那的な利己的判断が優先しているように見えて仕方がない。だてに、明治以来の官僚制度が続いているわけではない。
前川氏は日本の自由と民主主義の為に戦っている。尊敬します。
米国の暗黒と戦って香港経由ロシアに脱出したスノーデンに匹敵する告発者として前川氏を私は高く評価したい。
日本と米国は自由と民主主義の実践者として世界に評価されて来た面もあった。されど、今世紀に入って自由は堕落、民主主義はファシズムと化している。日独伊のファシズム連合が破綻、惨敗したのはついこの前のことだ。これと同じバージョンである日・米のファシズムがユーラシア連合に屈服するのは必定。
日本は前川氏の批判に耳を傾け自由と民主主義の原点に戻るしか破滅を避ける方法は無かろう。
加計学園に関して、「重要な人物で、発言していない」人がもう一人います。
加計学園の獣医学部に反対していたため、萩生田内閣人事局長に解雇された当時の高等教育局長・吉田大輔氏です。吉田氏に聞き取りをすれば、萩生田副長官の関与は歴然とするはずです。
メディアも、野党も、何故それをしないのか。
みんな、表面的には批判しながら、実は安倍内閣の崩壊を恐れているのではないでしょうか。
>>5
正論と思います。強く同意します。加計学園と天下り問題がつながっており、辞任に至ったのでしょう。前吉田教育局長が話すかどうかは別として、実態を話せば、官僚が全面的に安倍政権と対峙することになる。内閣府の是非論に及び吉田氏も簡単に動けないでしょう。「安倍政権対官僚」を超えて、「自民党体官僚」に発展していく可能性が強いからです。それにして「ダメ野党」が動かないのはなぜか。国民としては、吉田氏が口を開くことが、国家、国民にとって必要なのですが。口を開くタイミングによっては、東京都の選挙に大きな影響が及ぶのでしょう。
前川氏が会見で”「重要な人物で、一切発言しておられない人」として加計学園理事長の加計孝太郎氏の名前を挙げ、メディアに向けて「加計孝太郎さんを早くつかまえてほしい」と氏への取材を呼びかけた。問題の最重要人物がメディアから追いかけられていないという異常事態”。と言っている、そう、これこそがこの問題の本質中の本質なのだ。週刊文春の記事がウソか本当は別として、報道によれば加計氏はいわば安倍首相のタニマチとも言える人物で安倍総理自身も「彼(加計氏)は俺のスポンサーなんだよ」と言い加計氏も又「いろいろ安倍氏の為に年間1億円ぐらいは使っている」等と言ってるそうな。そうであれば安倍首相は長年の付き合いを通じて多大の金銭的恩恵を受けている事になり、本件即ち加計学園と組んだ今治市のみ特区の候補として決定され、同時に提案していた京都府・京産大を除外すべく(獣医師会の意向に沿ったものとの内閣府側の意見は獣医師会自身により否定されている)行政を歪めた行為は安倍首相自身の関りがどうであれ、正にあっせん収賄の疑いが掛けられるものでしょう。社会の木鐸を目指すべきマスコミはこの視点をおろそかにせず、こぞってこの問題を徹底的追及し、検察による徹底した調査を要求すべき問題なのだ、と思いますがね。期待するほうが無駄かな。
おとなしく安倍官邸のいうことを聞いていれば、事務次官ともなれば天下りで軽く数億円の収入が約束される。普通の官僚なら100%そっちの道を選ぶだろう。しかし前川氏はそうじゃなかった。正義を貫きたかった。ただそれだけのために自分の主張をまげなかった。政治的なことは全く考えていなかったのだ。頭が下がる思いだ。安倍一派のごろつきとは、まったく別人なのだ。志が全く違うのだ。安倍と加計が裏でつながっていることは国民誰でも思っていることだ。そもそも文科省の職員がリスクを承知で何で嘘の文書を残す必要があるというのだ。共有しているということは、嘘は書いてないということだろう。いままで嘘だと言っていたコメンテ-タ-はどんな頭をしているのだ。前川氏は証人喚問も受けると言っている。官邸は誰一人として証人喚問には応じない。これだけで、どっちがまともな人間かわかるというものだ。
加計学園の認可問題は審議会で議論していると思っていたが、安倍首相は認めていきたいといっている。これって、総理の意向(威光)そのものではないか。また、加計学園は私のお友達ということでなく、必要だから認めていくのであり、他が認可を要請すれば認めていきたいなどといっている。様々な攻め所を持った発言であるが、マスコミは、全く反応なし。言論人が、言論無し。秘密保護法、共謀罪など何を決められても、職場と職がなくならなければ、しごとが仕事でなくなることのむなしさなど出てこないのでしょうか。
獣医師の不足は、家畜か愛玩動物の獣医師か、全く議論が欠けている。愛玩動物に巨額の税金を投資するのは構わないが犬、猫など愛玩動物から、国民がどのような利益を受けられるのか。一部の人たちに対する税金の無駄遣いにならないか。犬猫など愛玩動物保有税を徴収すべきではないか。必要があればが認めていくのであれば、京都産業大学も審議会で審議すればよいのではないか。また、京都産業大学と獣医師養成と医学的研究がどちらが優れているか、第三者の獣医師たちで議論する場が必要である。すべてのステップを除いて、総理の意向、お友達優先になったように勘繰られるから問題なのです。もっと、透明性を出さなければならないが、国会での議論まで逃げているようでは、自我むき出し、裏表のある首相としか見えない。「嘘、虚言、二枚舌」の信用が置けない総理、なにをいっても無駄。国民の責任であるが、あまりにもむなしい。
安倍首相は、神戸での右派出版社主催の、いわば身内での講演会で、国家戦略特区に関し「全国展開を目指したい。意欲があれば獣医学部新設を認める」と述べた。笑止千万である。そうか、いよいよ獣医師養成校の全国フランチャイズ展開を目指すか、いやそんな事は出来まい。何せ「意欲があれば」の話だから。誰が意欲を持つって、第一加計学園が快く思わないでしょう。だって今でも多すぎる160人もの応募学生が他校に流れて集まらず採算割れになるし、ペットの獣医師も同業が増えて診察料の価格破壊を恐れて反対するだろうし。それにそれに3閣僚会議での広域的に1校のみとの合意や、15年の閣議決定による所謂4条件との整合性等々、説明に詰まるだろう事挙げればきりはない。最も京産大と京都府を新たに特区に指定するとか言うんなら話は別だけと、そこまで具体性はないでしょうが、そう単なる口から出まかせ、思い付き。
要するにマスコミから「加計ありき」を責められての、子供並みの浅知恵に基づいた、苦し紛れの言い訳と争点のすり替え以外の何物でもなく、醜い事この上ない。何せ「獣医師会の強い要望でまず1校に限って特区を認めたが、中途半端な妥協が疑念を招く一因になった」等と釈明したが、日本獣医師会はこうした要望について「事実に反する」と反論しているのだ。馬鹿じゃないか、要するに無責任なんですよ。ほんと、こんな安倍氏を甘く見てると、とんでもないことになりそう。こういう人物に憲法改正なんて(是非は別として)決めてもらいたくはないな。国民は一部の安倍信者や身内の視聴者に比べてもっとクールだよ。