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younghopeさん のコメント

人間の心理を読み取った話であり、田中政治の逸話は、さまざまあるようで、興味深い。安倍政治のように、人心の機微といっても、お友達との機微であっては、限界がある。

数の横暴、多数決の原理を絶対視しないということなのでしょう。法案を通すとき、社会党などの野党対策なども、社会党の反対を無視することなく、裏でお金が流れ、法案に反対する社会党を持ち上げて、二人三脚で、国会を動かしていたのでしょう。幹事長、国対委員長の権限は絶対であり、55年体制というものの本質だったのでしょう。対米を考えると、最善の政治体制だったかもしれない。政権をとる意思のない社会党と政権党との見事なコンビネーションと、今日的政権のありようを見ると、対野党の問題は、野党があまりにも無力というより愚かであり、自民党の横暴を防ぐ力は、自民党内の利権の勢力争いになっている。安倍政権は、あまりにも露骨に、お友達が利権を握る一方的利権を推し進めたがために、利権を失う人たちの抵抗は、激しくなってくる。収拾を図ろうとしても、次から次と、悪材料が出てきてとどまるところがない。安倍政権は、お友達のことより、自民党のことを第一に考えるべきでしょう。自壊作用を推し進めては、得るところがないでしょう。
No.1
89ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
戦後の日本の政治家で、田中角栄は特別の位置を占めている。彼の権力の由来は金である。彼がどの様に金を作り、金を活用したかについて、中田一男・元大蔵省官僚、北海道開発庁次官が『思い出すまま』(平成29年5月出版)に記載しているので、いんようする。 ********************************・  ・多くの個性的な政治家の方達と接する機会があり、思い出すときりがないが、私が出会った政治家で一番すぐれ、人の心を掴む天才的政治家は誰かと言われたら、迷わず、「田中角栄元総理」と答える。 ・田中(大蔵)大臣の思いでとしては大臣秘書室の女性職員が結婚退職する際、結婚祝いとして、十万円をポンと出され、仰天した女性職員が秘書課長に相談したことがあった。女性職員の給料が1,2万円の時代である。しかし、秘書課長がお断りに伺うと当の田中大臣は、「世間相場の二倍、三倍あげても、三日経てば、忘れ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。