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Mythe et poemeさん のコメント

古き時代のおとぎ話に過ぎないな。だから、何なんだと言いたくなるね。
というのは、角栄氏がもし中国との国交を回復していなかったらだ、恐らく、その後の誰もできなかっただろうということ。角栄と周恩来が尖閣問題を「棚上げ」にしたから、今日まがりなりにも、中国とのパイプがまだそれでもつながっているという戦略レベルの問題にくらべたら、「キックバック」どうのこうのは単なる戦術のの問題にすぎない。
つねづね孫崎さんが指摘されてきたように、日本人は戦術にこだわり、戦略を見ない。孫崎さんの本によれば、キッシンジャーにもそうかげ口を言われていたということだ。
錬金術などは戦術なのであり、角栄の本質は、日本の政治家に稀有な世界レベルの視野で外交をやった戦略性にあったということだろう。それがなければ、周恩来が呼応するかね。
No.3
87ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
戦後の日本の政治家で、田中角栄は特別の位置を占めている。彼の権力の由来は金である。彼がどの様に金を作り、金を活用したかについて、中田一男・元大蔵省官僚、北海道開発庁次官が『思い出すまま』(平成29年5月出版)に記載しているので、いんようする。 ********************************・  ・多くの個性的な政治家の方達と接する機会があり、思い出すときりがないが、私が出会った政治家で一番すぐれ、人の心を掴む天才的政治家は誰かと言われたら、迷わず、「田中角栄元総理」と答える。 ・田中(大蔵)大臣の思いでとしては大臣秘書室の女性職員が結婚退職する際、結婚祝いとして、十万円をポンと出され、仰天した女性職員が秘書課長に相談したことがあった。女性職員の給料が1,2万円の時代である。しかし、秘書課長がお断りに伺うと当の田中大臣は、「世間相場の二倍、三倍あげても、三日経てば、忘れ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。