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りゃんさん のコメント

孫崎さんの分析には、米国と当事国(この場合北朝鮮)はでてくるし、米国への厳しい批判もでてきますが、日本が主体的にどうするという話はあまり出てきませんね。米国支配下で外交やってた習性から抜け出ていないのでしょう。

私が気楽に考えるなら、朝鮮半島など所詮は米国と中露との緩衝地帯にすぎず、かりに米国の影響力がなくなっても中露に支配されるだけなのだから、あとはそこにすむ人たちがどっちがいいかという選択の問題にすぎないと思いますね。

韓国にもいろいろ問題はありましょうが、庶民の暮らしぶりをみれば一目瞭然。北朝鮮の人民が金王朝や中国にひどく搾取されている状況と比べれば、米国支配下でもそれなりに自由と豊かさを得ている韓国に軍配があがるのが当然でしょう。しかし、ガラクタにアタマがおかされ人たちには、なぜか「韓国における現実の生活」と「韓国が米国支配を離れた場合の理想の生活」との比較となり、米国支配からはなれるのがよく見えてくるわけですね。まあ勝手にすればいいのですが。

日本も米国に支配されている国ですが、その最大の問題点は、米国に支配されている限り米国の朝鮮半島戦略にくみいれられてしまうという点です。朝鮮半島などとはできる限りつきあわないで村八分(火事と葬式にはつきあうが普段はつきあわない)で行きたいと感じる若い日本国民がどんどん増えていますが、そのためにはどういう戦略をとればいいのか。これが今後の日本にとっての主体的な朝鮮半島問題だということでしょう。
No.5
89ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 米軍の戦略は冷戦以降大きく変わった。そしてそれが、基本的に今日まで継続している。 私の『日米同盟の正体』からの引用 ******************************* 第三章 冷戦終結後ー米国の新戦略と変わる日米関係 ・「一九八八年春、ゴルバチョフは自分に『将来私は冷戦を終わらせるつもりだ。あなたは新しい敵を探さなければならない』と述べた。」(パウエル、「米国の軍事力―今後の課題」)。 「われわれは米国に対して『秘密兵器』を持っている。われわれはもう米国を敵と位置づけるのを一方的に止める。もしソ連という敵が存在しなくなったら、米国の軍事支出や対外政策は一体どうなるのであろう」(アルバートフ米加研究所所長、一九八七年一二月八日ニューヨークタイムズ紙、筆者訳) ソ連の脅威が消滅するショック ・イラク戦争は九・一一同時多発テロ事件の影響をうけてブッシュ大統領が実施しただけに、ブ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。