りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
私の『戦後史の正体』からです。
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日本は降伏したのです。たんなる終戦ではありません
日本はいつ、第二次大戦を終えたのでしょう。
こう聞くとほとんどの人が、「一九四五年八月十五日に決まってるじゃないか。いまさら、なにをいってるんだ」
とおっしゃるかもしれません。たしかに八月十五日は終戦記念日とされています。
一九四五年八月十五日正午、昭和天皇の肉声(玉音放送)が、はじめてNHKのラジオで流れました。その内容は、
「私は世界の大勢と大日本帝国の現状にてらして、非常の措置をもって時局を収拾したいと思う。忠実で善良な国民に告ぐ。私は帝国政府に対し、米国、英国、中国、ソ連の四カ国が提示した共同声明を受け入れることを通告させた」(口語訳)
というものでした。私たち日本人の多くは、
「八月十五日に共同声明〔ポツ
しかし「八月革命説」は2017年現在も東大系の憲法学の教義であり続けています。敗戦をごまかしたのは、憲法学者たちもまた同じといえましょう。
ところで、テクニカルな議論抜きに孫崎さんに聞いてみたいのは、孫崎さんの日頃の哲学からして、「ある国が戦争の結果といえども別の国を無条件降伏させることは正義か」という点です。今で言うならたとえば、「米国が北朝鮮を無条件降伏させることは正義か」という問いになるでしょう。私には、孫崎さんの普段の言動はこうした問いから逃げているようにおもえます。北朝鮮にやってはいけないことは、もちろん日本にもやってはいけなかったですよね?
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