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younghopeさん のコメント

孫崎さんの、「では何をすべきであるか」は、よく理解できる。わかりやすく言えば、簡単に解決せず、時間が必要ということでしょう。北朝鮮の思惑と、米国、中国、ロシアの思惑が微妙に絡み合って、武力では解決しないということでもある。

北朝鮮の立場は、どのようになったら話し合いに応じられるかということを考えなければいけないのでしょう。
1.金家系体制の維持は外せないでしょう。
2.米国と平和友好条約を結ぶことである。
3.中国の内政干渉、支配は絶対許さない。(米国、ロシアも望むところでしょう)

米国と交渉しているように見えるが、米国は絶対に核保有を認めないということでなく、対中国が主目的とみられる。中国寄りの絶対阻止である。中国が石油を止めて、ロシアが対応していても、米国は見て見ぬふりをしている。北朝鮮に圧力をかけるように、経済制裁貿易摩擦を匂わせ、技術移転禁止処置まで検討段階に入っている。9割を占める中国からの外貨獲得をロシアなど他国に振り分けることが大切になっている。
米国にとって、北朝鮮の核を認めて、北朝鮮が中国よりになれば、現在以上に、対中国の脅威が増すのです。中国の立ち位置は微妙である。何も効果的な行動は一切取れないということであり、苦悩が増している。
No.2
81ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
8月17日、文化放送「おはよう寺ちゃん」で朝鮮問題が論議されたので、その時の論争点について、私の見解を取りまとめてみた。 1:経済制裁で、ミサイル開発、核開発が止まるか  それはない。  今日、軍事情報は拡散している。かつ、必要部品などは、闇市場、あるいは政府対政府の闇ディール十分に手に入る。 2:開発を止める道はあるか。  我々は何故、北朝鮮が核兵器開発、ミサイル開発を行うか考える必要がある。  米国はイラク戦争でサダム・フセインを排除した。その前に核兵器の開発を止めさせていた。リビアのカダフィが排除された。その前にここでも核兵器開発を止めさせていた。北朝鮮からすれば、イラク、リビアの例を考慮に入れ、国家、政権が軍事的に排除されないためには、核兵器開発、ミサイル開発を行う方が望ましいという判断をするのは十分ありうる。 3:米国が北朝鮮の体制崩壊を軍事的に行わないこと
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。