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りゃんさん のコメント

2014-08-05 06:52 に孫崎さんは、ライシャワーの同じ文章を引いています。
http://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar593013

このことは、孫崎さんは、以前書いた記事を忘れていると見るよりは、
孫崎さんの基本的な考え方がまったくかわっていないことを示すものでしょう。
ちなみに、そのときは、younghopeさんとフレデイ タンさんがコメントしています。
内容は読めばわかりますが、個人的興味としては、フレデイ タンさんの「変化」は鑑賞のしどころですね。

私は、このライシャワーの文章は古臭いと感じます(ただし学ぶところがまったくないと言いたいわけではない)。当時の日本人がこういう文章を求めた可能性もあるのですが、今は、似たようなことを米国人がいうにしても、別の言い方をしなければ話題にすらならないでしょう。

日本の経済的な最盛期は過ぎたのかもしれませんが、その一方で、今の10から30歳代くらいで、
日本が文化的に英仏独に劣っているとおもうものはほとんどいません(誤解されたくないのですが、優っているとおもってるわけでもなく、学ぶところがないとおもってるわけでもない。いわれのない劣等感はもたず、どの国にも歴史があるとおもってるだけです)。米には正直、多少の劣等感はあるとおもいますが、同時にそうとう変な国であるという意識もあります。

その点、上でuesiさんが

【現在のアメリカの混乱は、上から目線で他国に君臨し、自国と自分の立場を良く考えてこなかったアメリカの知の敗北だと思っています。こちらの方が日本よりも問題の根が深いので、やるのだったら「日本人論」よりは「アメリカ人論」を考えた方が面白い結果を得る事ができる様にも思います。その方が、かえって「日本人」が見えてくるかもしれません。】

とおっしゃっていることには、かなり共感します。
No.11
88ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 エドウィン・ライシャワーは 1910 年生まれ。ハーバード大学教授。 1961 年 1966 年、駐日アメリカ大使。著書『日本《過去と現在》』(時事通信社 、一九六七年)からの引用。 ・当時の日本において、国主義的かつ権威主義的な反動が起こったことの裏には、当然ながら数世紀にわたって形成された日本人のある特質があった。ナショナリズムはつねにくすぶり続けており、さして煽りたてずともそれは再び燃え上がったし、幾百年もの武家政治の下にあった日本人は、軍国主義者の主導権主張を唯々としてうけいれた。 ・幾世紀もの間の権威政治におとなしく服していたせいで、たいていの日本人は、再び権威主義を押し付けられることになってもほとんど無関心であった。 ・事実、彼らの多くは、せっかく手に入れた知的・政治的自由にぎこちなさを感じて、むしろもう一度天下り権威のもとで感情的な安住を得たい、とさえ考えていたのであった。封建時
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。