p_fさん のコメント
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伊丹 万作( 1900 年 1 月 2 日 - 1946 年 9 月 21 日)は、日本の映画監督。シナリオに『無法松の一生』『「戦争責任者の問題」の初出は「映画春秋 創刊号」 1946 (昭和 21 )年 8 月。つまり死のほぼ直前である・
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多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。私の知つている範囲ではおれがだましたのだといつた人間はまだ一人もいない。ここらあたりから、もうぼつぼつわからなくなつてくる。多くの人はだましたものとだまされたものとの区別は、はつきりしていると思つているようであるが、それが実は錯覚らしいのである。たとえば、民間のものは軍や官にだまされたと思つているが、軍や官の中へはいればみな上のほうをさして、上からだまされたというだろう。上のほうへ行けば、さらにもつと上のほうからだまさ
> すなわち自我の放棄であり人間性への裏切りである。また、悪を憤る精神の欠如であり、道徳的無感覚である。
その時代から70年経った今も何ら変わっていない。ということは日本が守りたい伝統なのだろう。
社会が上から下まで、勇気の無い、狡く卑しい「奴隷根性丸出し」人間で概ね占められているのを何とか断切りたい-そんなことは この国の国民は夢にも思わないのである。
あらゆる業種で過重労働が取り沙汰されるが、「先進国」の日本で何故?と問うと決まって「日本は資源が無いから仕方がない。アラブの産油国みたいにイージーマネーとはいかない」などと返されるが、こうして日本の「伝統」は代々受継がれていくのである。
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