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フレデイ タンさん のコメント

ドイツの哲人ヘーゲルは「人間は歴史的存在ゆえに人間である」と言った。トランプと安倍は歴史の存在を無視している故にヘーゲルの命題に従えば、人間では無いということになる。

今回、安倍が顔を紅潮させて行った空前のおもてなしと高額兵器大量購入で気を良くしたトランプだったが、歴史を重視する韓国にたじろぎ、底の浅い安倍の日米韓三国同盟はトランプの説得にも動じることなく拒絶された。このことは北朝鮮と中国をパッケージして攻める安倍の本来の構想がとん挫したことを意味する。トランプの次の相手は半端ない相手だ。とにかく歴史を重んじ、歴史から学ぼうとする理念の国だから、トランプには荷が重い。

このようにほぼ予想が確定した安倍/トランプの空回りの遠因にはもう一つ加えられるべきものあり。ずばり、ロシアが東アジアの構成大国にもかかわらず、今回のトランプの東アジア歴訪の相手国に入ってない。大いなる片手落ちだ。安部/トランプの東アジア外交はスタート時点から失速している。

続く
No.6
85ヶ月前
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A-1: 事実関係1米国国防予算の増額(毎日新聞 9 月 26 日報道) 「北朝鮮特需」に沸く米軍産複合体、米上院 政府案を600億ドルも上回る国防権限法案を可決、米国防産業が“北朝鮮特需”に沸いている。米上院は、2018会計年度の国防予算の大枠を決める国防権限法案を89対9の圧倒的な賛成多数で可決。予算規模は総額約7000億ドル(約77兆円)で、政府案を約600億ドルも上回った。北朝鮮が開発を急ぐ核・弾道ミサイルに備える予算などが上積みされた。主要軍事産業の株価も上伸を続け、軍産複合体が北朝鮮情勢の恩恵を受けているとの声も出ている。   軍の再建を掲げるトランプ政権は今年5月、前年度比1割増の約6400億ドルの国防予算案を議会に提出。だがマケイン上院軍事委員長らが北朝鮮を含む“現状の脅威に対応するには不十分”と主張し、議会側がさらに増額した。」 A-2 (1) : トランプ訪日と米国兵器
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。