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changeさん のコメント

戦争を肯定して戦争する事例は極めて少なく、多くの場合は選択の余地がなく戦争に突入していったのでしょう。

戦争は必ず相手がいるわけであり、相手の非道をあげつらい、相手を倒さなければ、日本が倒されるという思想行動原理が働いている。情報操作は当然であり、戦争が正義の戦いであることを国民にしみわたらせていく。
問題の本質は、政権担当者の日本の進むべき道の選択が正しかったかどうかである。ほかの選択の道をなぜ取れなかったのか、ほかの選択を取れば日本の進むべきが大きく変わっていたということである。ところが国民の大多数ではなく権力基盤の中で動かざるを得ず、国民の意思とはかけ離れることを覚悟しなければならなかった。そんなのはだめだといっても、日本のよって立つ基盤である限り、その当時は動かしがたい重しとなったのでしょう。

戦争を悪とみなして、行動原理を組み立てることには、人間の欲望を極度に制限することであり、思想論理的には成り立つが、行動原理的には不可能とみている。
No.3
84ヶ月前
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トルストイは一八二八年生まれ。一九〇四年発表  戦争はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した。 東西を隔てた人々を見るといい。一方は一切の殺生を禁ずる仏教徒で、一方は世界中は兄弟であり、愛を大切にするキリスト教徒である。 ・貧困で、無知で、社会情勢に暗い日本の農夫が田畑から引き離され、仏教本義を教えられることはなく、偶像に犠牲を強いることを教えられている。一方ロシアのツーラ地方もしくはニジニ・ノブゴロド地方の貧困で無教育な人々がキリスト教の本義はただキリストを礼拝することにあると教えられた。これは普通の人にとってはわかりやすいことである。そして、これらの不幸な人々が数百年の間に受けた暴虐と欺瞞のために、人類、同胞同士の殺戮という世界最大の罪悪を徳行として認め、ついにこうした恐るべき大罪を犯してしまった。い
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。