フレデイ タンさん のコメント
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文在寅大統領は10日、大統領府を訪問した北朝鮮の金与正朝鮮労働党宣伝扇動部副部長から金正恩党委員長の親書とともに平壌訪問を要請され、「条件を整えて実現させよう」と述べた。
韓国の東亜日報。朝鮮日報。中央日報が社説を掲載しているが、主な論点を整理してみたい。
文大統領個人としては、南北首脳会談に前向きである。
しかし米国は否定的である。
これを背景に文大統領は『条件を整えて実現させよう」と条件を付けている。
首脳会談と韓米合同軍事演習を両立することは難しい。文大統領が首脳会談を理由に米国に韓米演習の再延期や大幅縮小を要求すれば、そこから韓米間に本格的に問題が生じることになる。(楊相勲・朝鮮日報主筆)
南北対話の入口である「核凍結」を担保するためには対北朝鮮特使を派遣して北朝鮮から「さらなる核・ミサイル試験の中断」水準の約束を引き出さなければならない(中央日報) 。
喫緊の問題は唯一つ。「半島を戦場にしては絶対ならない」というこではないだろうか。この問題は安倍政権にも深刻に突き刺さっている。なのに安倍氏はピヨンチャンでペンスと同じく北への戦闘的態度を剥き出しにしている。
私のとほぼ同じオピニオンを呈していた現地新聞はハンギョレだった。印象に残る部分を次に載せる。
1.南北首脳会談を積極的に進めるべきだ。勿論、環境の整備は不可欠。環境とは、一つは国連の北朝鮮制裁決議、もう一つは鼻血戦略まで言及する米国の強行一辺倒の政策、だが、これらに変化を南北共に力を合わせて齎そうではないか。
2.副大統領のマイク・ペンスは北の代表と挨拶も交わさず、5分後に席を立った。外交的非礼のみならず、オリンピックを祝うために同盟国を訪問した人の行動としては無礼極まりない。米は同盟国として失格。
3、文大統領は韓国の人々と韓国軍をしっかりグリップし支持を得て北をも帯同し朝鮮半島の運転席に座ることが肝心。
「今度の朝鮮戦争は間違いなく日本列島をも巻き込んで半島列島全部がハルマゲドンになる」ことを想像すれば、東アジアの全メデイアはハンギョレに倣わざるを得ないと私は思います。
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