文在寅大統領は10日、大統領府を訪問した北朝鮮の金与正朝鮮労働党宣伝扇動部副部長から金正恩党委員長の親書とともに平壌訪問を要請され、「条件を整えて実現させよう」と述べた。

韓国の東亜日報。朝鮮日報。中央日報が社説を掲載しているが、主な論点を整理してみたい。

  1. 文大統領個人としては、南北首脳会談に前向きである。

  2. しかし米国は否定的である。

  3. これを背景に文大統領は『条件を整えて実現させよう」と条件を付けている。

  4. 首脳会談と韓米合同軍事演習を両立することは難しい。文大統領が首脳会談を理由に米国に韓米演習の再延期や大幅縮小を要求すれば、そこから韓米間に本格的に問題が生じることになる。(楊相勲・朝鮮日報主筆)

  5. 南北対話の入口である「核凍結」を担保するためには対北朝鮮特使を派遣して北朝鮮から「さらなる核・ミサイル試験の中断」水準の約束を引き出さなければならない(中央日報) 。