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changeさん のコメント

ライシャワー博士が日本に滞在していた時は、高度経済成長の時ではなかったか。その時見られた日本の姿をとらえているのか、戦前の時期のどの時期をとらえているのかがわからないので、簡単に見判断することができない。

日本は、慈悲(宗教的)とか、中庸(道徳的)という理念とは違ったとらえ方、すなわち(和の精神)「村社会」の構成を重視しているのではないかとみています。「和」の本質は異種民族文化が入り込む余地がない。異文化を吸収する時期は確かに拡大化の道を選択するが、吸収が終われば縮小化(ちじみの文化)「日本独自の道」を志向する。

我々が社会で活躍した時期は、人口が増大し、経済も拡大化の道を歩んだが、現在は、人口減少社会であり、すべてが縮小化の道を歩むべきであるが、政府が拡大化の選択をしており、「ちじみの傾向」に掉さしているというべきでしょう。
我々の時代は、均一性より多様化が選択された時代であり、ライシャワー博士が、戦後の一時期をとらえてお話になっているのか、戦前の一時期をとらえていっているのかが分からないのが残念です。
No.5
83ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
国土①他と隔絶 ―ライシャワー元駐日大使 ・日本の山並みは、地質学的に比較的若いこともあって、一様に切り立っている。 ・国土が多数の小さな地域単位に分かれていることは地方分離主義の発生を促しやすかった(省略)。現行の四十七都道府県を分かつ境界の実に十分の九までが、古代の山の尾根に従った境界線をなぞったものであることは注目していい。 ・日本は自然な形で分割されてきた。にもかかわらず日本人を特徴づけるのは、単一性と均質性であり、多様性ではない。すでに七世紀の初め、日本人は」自らを統一国家に住む単一の民族と考えていた。そして数世紀にわたる封建主義制度下の分封にもかかわらず、この理想はずっと生き続けてきた。日本ほどの大きさをもった人間集団で、これほど均質な存在は皆無に近い。 ・日本人をとりまく地理的環境のうち、もっとも決定的なのは、彼らがどちらかといえば他と隔絶している、という
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。