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りゃんさん のコメント

ロシア語は自分にはそもそもわからないし、プラウダの英語サイトもとてもそこまで見てられないので、こういう記事はうれしい。孫崎さんには今後もこういう記事の掲載を増やしてほしいとおもいます。

と同時に、孫崎さんがシリアのことを忘れていたのではなく、単に沈黙してただけなことがよくわかります。

というのも、東グータは今現在深刻な人道危機が続いていることはご承知のとおり間違いないですが、関係国の大きな政治としてはすでにほぼ終わったはなしで、次のステージにうつりつつあります。そして次ステージではまさに今回の孫崎さんの引用で書かれているようなことがシリアも焦点にしつつ問題になります(孫崎さんの引用には出てこないけど、もちろんイスラエルも関与します)。

記事はプラウダにのったものということですが、この記事を日本の読者むけに引用紹介するタイミングが絶妙で、孫崎さんの目はやはり衰えてないとおもいました(まあわたしなどがいうのは、釈迦に説法してるようなもんですが、正直な感想です)。今後は米国とイスラエルの行動が目立つようになり、両国を批難する孫崎さんの舌鋒がさえる場面もあるのでしょう。

そして孫崎さんの目はやはり衰えてないとおもうからこそ、孫崎さんが、あれほどの東グータにかんして徹頭徹尾沈黙を守ったのは、私の想像通り完全に意図的であったことが、わたしにはよくわかりました。
No.4
80ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
米国は2003年のイラク侵攻後、従来の流れと異なる二つを実施した。第一に指導部について、従来の支配層のスンニー派を廃して、シーア派と連携した事、さらにクルドの独立を容認してきた事であろう。 これ等は次の状況を生み出した。 イランはシーア派なので、イランと、イラク政権との間の連携の可能性、 さらにクルドの独立に対して、イラク、イラン、トルコが反対している。従って反クルドでこれら三国の間で連携が生まれる可能性がある。 こうした中のロシア紙・プラウダの報道。 プラウダ紙「ワシントンにおけるパニック。バグダッドがイランとの軍事同盟へ(Паника в Вашингтоне: Багдад создает военный альянс с Ираном ) ・2003年米国がイラク攻撃をした時には考えられない事であるが、今、バグダッドはイランとの軍事同盟国になろうとしている
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。