changeさん のコメント
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米国は2003年のイラク侵攻後、従来の流れと異なる二つを実施した。第一に指導部について、従来の支配層のスンニー派を廃して、シーア派と連携した事、さらにクルドの独立を容認してきた事であろう。
これ等は次の状況を生み出した。
イランはシーア派なので、イランと、イラク政権との間の連携の可能性、
さらにクルドの独立に対して、イラク、イラン、トルコが反対している。従って反クルドでこれら三国の間で連携が生まれる可能性がある。
こうした中のロシア紙・プラウダの報道。
プラウダ紙「ワシントンにおけるパニック。バグダッドがイランとの軍事同盟へ(Паника в Вашингтоне: Багдад создает военный альянс с Ираном )
・2003年米国がイラク攻撃をした時には考えられない事であるが、今、バグダッドはイランとの軍事同盟国になろうとしている
基本的に押さえておかないといけないのは、イラクとイラン、サウジアラビアの関係ではないか。イラクのアバーディ首相、アアラジー内相がサウジアラビアを昨年7月に訪問している。イラクの民兵組織「サドル潮流」、「バドル組織」、「イラン革命防衛隊」が微妙にイラン、サウジアラビアの敵対関係を緩和方向に仕向けているという情報源もあり、好ましい方向とみるべきでしょう。イラン、サウジアラビアの関係が良い方向に向かえば、シリア情勢にも好影響を与えるかもしれない。
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