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フレデイ タンさん のコメント

オスマントルコ時代からアラブにはろくな政府が出来上がらない。そして、それが益々泥沼化の方向に向かっている。その中で注目すべきは米国が中東でやりたい放題の狼藉を行っているということだ。

米国は中東のみならず北アフリカ、東ヨーロッパに手を広げバガボンドを集め中東の秩序形成を妨害している。シリア政府はロシアに支援を要請しバガボンド討伐を行っているが、はかばかしくない。何しろ、陸続き出し、広大な砂漠だからいくらでも「ならず者」を金で買い送り込むのだ。

アフガニスタンでソ連は苦杯をなめた。ネオコン始祖のブレジンスキーの謀略に引っかかった。その時の英雄がオサマビンラデン。恐らくシリアは今後も苦戦し続けるのではないだろうか。それにしても、腹立たしいのはエジプト、ヨルダン、サウジの根本的堕落だ。これら諸国は米国の金にすりよってアラブの大義に悖る行動を平気で行っている。

アラブの民の苦境を打開するにはイラン・イラクの民族を超えたシーア派の強い連携での秩序を構築していくことだと私は思う。やっとそれに気が付いて来たのだろうか。
No.7
81ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
米国は2003年のイラク侵攻後、従来の流れと異なる二つを実施した。第一に指導部について、従来の支配層のスンニー派を廃して、シーア派と連携した事、さらにクルドの独立を容認してきた事であろう。 これ等は次の状況を生み出した。 イランはシーア派なので、イランと、イラク政権との間の連携の可能性、 さらにクルドの独立に対して、イラク、イラン、トルコが反対している。従って反クルドでこれら三国の間で連携が生まれる可能性がある。 こうした中のロシア紙・プラウダの報道。 プラウダ紙「ワシントンにおけるパニック。バグダッドがイランとの軍事同盟へ(Паника в Вашингтоне: Багдад создает военный альянс с Ираном ) ・2003年米国がイラク攻撃をした時には考えられない事であるが、今、バグダッドはイランとの軍事同盟国になろうとしている
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。