りゃんさん のコメント
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プーチン圧勝で、今後の世界情勢がどう展開するかについて AP 掲載の論評。一般的な評価と思う。
プーチンは次期大統領として圧倒的支持を得たことで、今まで以上に国内を強く掌握し、
世界で強い基盤を確保した。
プーチンの政敵達はこれからの六年間、影に隠れ続ける。国際的対抗相手は英国の EU への離脱の混乱、トランプ政権の矛盾等彼等自身の問題に陥っている。、
選挙の不正がプーチンを痛める可能性はないし、プーチンが米大統領選挙に介入したとか英国で諜報員を攻撃したという糾弾は、プーチンの国内基盤を強めるだけである。
次はプーチンの次の六年間がどうなるかを見たものである。
・新たな冷戦か?
ソ連崩壊後、ロシアと西側諸国間関係の今日の状況は、最低レベルにある。、
2016年の米国大領領選挙へのロシア介入捜査が強化される中で、プーチンがワシントンとの融和を求める動機
http://ur0.biz/Ja4c
ちょっと探した。
孫崎さんは「一般的な評価と思う」そうですが、評価以前に、通り一遍のことしか書いてなくて、つまらない。しかも署名はなくMOSCOW (AP) としか書いてないが、内容にしても英語にしても、なんとなく現地採用のロシア人が書いた雰囲気がある。たくさんの論評があるなか、わざわざそういうのを孫崎さんは探したのかと思うくらい。
ひとつだけ評価するのは、今後のロシアがリビアに手を出す可能性をはっきり書いている点ですね。ただし、こういう書き方をしている。peacemakerなんて笑わせる(孫崎さんがそこは省いているのは、さすがに恥ずかしいからか)。
An emboldened Putin could position the resurgent Russian military as a peacemaker in other regional conflicts — for example in Libya, where Russia has oil interests and where a disastrous Western invasion seven years ago left a lawless state now seething with extremists.
ロシアはカダフィを積極的に援助し、GRUを通じて武器を売りつけていたが、カダフィが劣勢になるとさっさと裏切った過去がある。つまり、自国の利益で動く(まあ当然だが)。今のリビアにもロシアはLibya, where Russia has oil interestsと書かれているように利権があるし、今後現地勢力に武器を売ることもできる。リビアが今後混乱して石油価格があがれば産油国ロシアの利益にもなる。きょうもロシアは東グータで無抵抗の住民への大虐殺をおこなっているが、終わりは見えており、シリアが一段落すれば、いまの侵略性向の強いロシアはリビアに手を出す可能性が高いと自分も思う。
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