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りゃんさん のコメント

ご覧になったかもしれませんが、生存者の少女、エマ・ゴンザレスの演説を紹介しておきます。内容も「演技」も良い意味でよく練られていて、BBCのカメラワークや編集もよくて、まるで映画のワンシーンみたいです。短い動画ですがいろいろ想像力が掻き立てられ、一見の価値があります。
https://www.youtube.com/watch?v=w6OlW6kOGac

あと念のためですが、個人が銃を持つ権利は、合衆国憲法で認められている人権だと考えられています。それには米国のそれなりに重い歴史があり、高校生たちも、憲法を改正してその権利を個人から奪おうとまでは考えていません(そう考えている人は皆無ではないでしょうが)。禁止ではなく規制強化ということです。
NRAがその人権にあまり制限をつけないのに対して、高校生たちは、たとえば「危ないやつには持たせるな」と考えているわけですね。
その考えを国際法に適用すれば、「主権国家には核兵器をもつ権利があるが、危ない金正恩には核兵器をもたせるべきではない」ということになります。その考えに私も賛成です。つまり米国の銃規制にも北朝鮮の核兵器所持禁止にも賛成です。
これが素直な結論というべきもので、そう考えない考え方には、どこか無理があるのでしょう。
逆に、北朝鮮の核兵器所持に賛成するなら、高校生たちの行動にも反対、あるいは条件付きの賛成でなければ、論理的とは言えないでしょう。ツイッターをみわたしてると、そういう意味で非論理的なひとびとがたくさんいますが、まことに今の日本の一風景という感じがします。
No.7
80ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A -1 : 事実関係1「銃規制強化求め全米でデモ 高校生ら「もうたくさん」首都ワシントンは主催者「 80 万人」 米国で相次ぐ銃乱射事件を受け、高校生らが中心となって銃規制の強化を求めるデモが 24 日、全米各地で一斉に開かれた。首都ワシントンでは中心部の目抜き通りを参加者が埋め尽くし「もうたくさんだ( Enough is Enough )」と声を上げた。米メディアによると、主催者はワシントンの参加者数を約 80 万人と推計している。 A-2  ニューヨーク・タイムズ紙報道 ・デモ参加者の生徒の演説で、学校での銃の発射と、大人達が何もしないことへの憤りは新しい政治的活動を勢いつかせると宣言していた。 ・「命の行進」と呼ばれる行進は多くの若者にとり最初の抗議と最初の政治的覚醒であった。 ・議員達はこれまで若者の声を無視してきた。 ・彼らは銃規制の呼びかけと中間選挙時に彼等の政治的力を行
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。