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りゃんさん のコメント

一部のサヨクは、どういうわけか、すごく今上陛下を持ち上げる。「今上こそが9条の守護神だ」というがごとく。

天皇が国民の精神面の癒やしに「寄り添う姿勢」をみせるのは天皇本来の役割であろうし、現行憲法の枠内の行為であろう。実際に2011年の大地震の直後にだした詔(「東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば」)とその後の行幸には深大な癒やし効果があった。

しかし、2016年の詔(「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」 )は、現行憲法上あやういところにある。この詔にしたがって、現行憲法では予定されていなかった生前譲位がバタバタと決定された。天皇が憲法よりも上にある存在であるかのように。ここで重要ポイントとしていうべきは、日本国民はあまりそのことに異を唱えなかったのだ。

一部のサヨクは、上皇になった今上に「現行憲法を守り続けて欲しい」と言ってほしいのだろうか。しかし、上皇になった今上が「国を守って欲しい」と言わない保証はない。

丸山眞男など戦後初期の左翼が危惧したのは、9条改憲ではなく1条改憲であった。安倍政権批判のために天皇を政治利用する姿勢は、天皇のもとに大使であった孫崎さんたちが言うのはギリギリかまわないが、琉球新報などがそれをいうのは、左翼の劣化を示すものだろう。
No.7
80ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
天皇陛下の沖縄訪問を機に沖縄主要二紙沖縄タイムスと琉球新報は社説を書いた。各々の標題は、沖縄タイムスが[両陛下来県]際立つ「寄り添う姿勢」、そして、琉球新報:「両陛下来県 平和願う姿勢の継承を」である。それは、今の安倍政権が、「沖縄の人々に寄り添う姿勢がない」「和願う姿勢」がない事の現れである。 琉球新報はさらに次を記述している。『沖縄戦の教訓は「軍隊は住民を守らない」である』。   A ―1 : 事実関係1:沖縄タイムス社説[両陛下来県]際立つ「寄り添う姿勢」(29日) ・父親の昭和天皇は戦後、一度も沖縄を訪れていない。「戦争責任」と、米軍による沖縄占領の継続を希望したとされる「天皇メッセージ」問題が、昭和天皇には最後までついて回った。 ・陛下が、海洋博の開会式に出席するため初めて沖縄を訪れたのは、皇太子時代の1975年7月のことである。 ・「沖縄の旅」は皇太子時代を含め
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。