• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

核兵器所持については多少でも北朝鮮にも言い分がある一方、日本人拉致については、100%北朝鮮が悪であり、いまだに被害者を解放していないのは悪に悪を重ねているのであって、北朝鮮になんら言い分はない。しかも核兵器廃棄に比べれば、被害者解放ははるかに容易だ。

だから、拉致被害者を返すことすらできないのなら、核兵器廃棄など実際上ありえない。北朝鮮は核兵器を廃棄するというのなら、その決意をまず拉致被害者解放で証明するべきではないか。

というようなことを安倍首相はトランプに助言しているであろう。どこの国の人かわからないようなヒトビトからの雑音にめげず、安倍首相にはこの正念場をがんばってほしい。ただ、拉致被害者が何人か返されるなら、日米FTA交渉をはじめざるをえなくなるだろう。

CIAが金正恩と直接交渉していたことが話題になっている。もう10日くらいも前に、青山繁晴が「トランプは国務省を北との交渉から完全にはずし、いまはCIAが北と交渉している」と解説していたので、CIAが交渉していること自体に驚きはなかったが、ポンペイオ自身が金正恩と交渉しているのには少し驚いた。しかし考えてみれば、複数の理由で期限のある交渉であり、しかもトランプはこの交渉を成功させることにかなりの情熱を感じている。そこで最初からトップ交渉をしているのだろう。一方金正恩は習近平とも会う予定なのであり、いまさら金正恩が会談を米朝会談をドタキャンはできない立場になっているとおもわれる。

ただ、北朝鮮は、困ると妥協するかに見せて必ずウソをつく。これは西岡力の言っていた経験則だ。今度も北はほんとうに核廃棄はなかなかしようとしないだろう。これにトランプがどう応じるかは未知数だ。
No.6
80ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A -1:事実関係1 米フロリダ州パームビーチでトランプ米大統領と会談し、6月初旬までに予定される米朝首脳会談でトランプ氏が日本人拉致問題を取り上げることを約束した(読売)。 A-2: 事実関係2 米朝ハイレベルで直接対話開始 首脳会談の候補地 5 カ所(共同) トランプ米大統領は 17 日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談実現に向け、米国と北朝鮮が既に「非常に高いレベルで直接対話を始めた」と明らかにした。米朝当局が首脳会談のため複数回接触していることは明らかになっているが、高官レベルの協議が判明したのは初めて。  南部フロリダ州パームビーチで行われた日米首脳会談で記者団を前に語った。  トランプ氏は米朝首脳会談の開催場所として 5 カ所が候補地として検討されていると説明。順調なら 6 月上旬までに開催されるとの見通しを示したが、会談が「開かれない可能性もある」と語っ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。