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changeさん のコメント

同じ切り口で、孫崎さんは改めてご投稿されているが、問題の本質は、イランと米国の問題ではない。

サウディアラビア(スンニ派)とイラン(シーア派)の対立と同時に、レバノンの中に顕在しているヒズボラ民兵組織の問題が、イランと米国の抜き差しならない対立につながっているとみるべきでしょう。
ヒズボラ民兵組織に対する軍事的支援は、イランから現実にシリアダマスカス経由で行われており、イラン革命防衛隊の薫陶も受けており、レバノンの正規軍より強力な民兵組織が大手をふるって活躍しだせば、この地域の紛争リスクが限りなく大きくなる。

ヒズボラは、アラブ連盟がテロ集団とみなしてるので、イランのかかわりが消えるかどうかが、必然的に重要度を増さざるを得ない。イランが、ヒズボラに対する軍事的、金銭的支援をやめれば、米国は、イランに対する核合意から離脱することなどないのでしょう。

世の中に正義などなく、思想信条の色眼鏡でなく、物事は、表面的一面的にに見るのでなく、背景に何があるかを見ることが大切ではないか。我々は、しっかり物事を見ていかないと、いつの間にか、思想信条の世界に引き込まれていくのでしょう。
No.2
80ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 A:事実関係NYT紙「イランに関する対立する考えがトランプ政権の新たな力関係を反映(Clashing Views on Iran Reflect a New Balance of Power in the Cabinet) 1:トランプ大統領がイランとの核合意から撤退する五日前、ポンピオ国務長官は、英、仏、独外交官に,イランとの核合意は多分生き残れれるであろうと述べた。  ポンピオ国務長官は、五月四日の会議で、イランとの核合意中にある効力の消滅時期(7年から13年)について米・イランの双方は歩み寄れるチャンスがある と述べていた。  だが、ジョンソン英外相がワシントン訪問を行った五月五日までには、この期待は消えていた。  ポンピオ国務長官は英外相に対してトランプが合意から撤退するだけではなくて、最も厳しい制裁措置を科すと述べた。トランプの撤退宣言前の数日間の半狂乱的状 況は、大統領がポンピオ、ボルトン
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。