りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
(1) 今日トランプ政権の安全保障関係の色分け。
会談に積極派―ポンピオ国務長官
会談に消極的―ペンス副大統領、ボルトン国家安全保障担当補佐官
中間派 -マティス国防長官
会談に積極的と言われるポンピオ国務長官ですら、「完全で検証可能、不可逆的な非核化(CVID)」が受け入れられる唯一の結果だ」と主張
(2)米朝首脳共同声明。
「 トランプ大統領は北朝鮮に安全の保証を与えることを約束し、金委員長は朝鮮半島の完全非核化への確固で揺るぎのない約束を再確認した。
トランプ大統領と金委員長は次のことを言明する。
① 米国と北朝鮮は、両国民が平和と繁栄を切望していることに応じ、新たな米朝関係を確立すると約束する
⓶ 米国と北朝鮮は、朝鮮半島において持続的で安定した平和体制を築くため共に努力する
② 2018 年4月 27 日の「板門店宣言」を再確認し、北
米韓軍事演習は少なくとも今回は中止になったが、北朝鮮はそれにこたえてなんら緩和に資する行動をとっていない。孫崎さんの議論のように、米国側が先に緊張をつくりだしているというのは、詐術でなければ極端に北朝鮮側にたった議論であり、常識的には今度は北朝鮮側からの行動が必要なところだ。
北朝鮮はみずからはなにも出さないで、米国からさらに求めているのであって、核を持つ前と変わらぬ、いつもの乞食国の姿がそこにある。
北朝鮮の核保持を認める論者(猪八戒教信者)は、いつも、北が核保持をすれば北にとってなにかいいことがあるような口ぶりだった。いま、米国は少なくとも暫定的には北朝鮮が核保持するのを認めているが、北にとってなにかいいことが実際におきただろうか?
もしかして、まだ核の量や質が足りないのだろうか。やはりICBMやSLBMの開発くらいは最低でも必要なのではないだろうか?以前ここで指摘したことがあるが、核兵器はもてば終わりではなく、持ってからさらに、維持や改良にまだまだ終わりなき道が続く。しかし米国がそれだけは許さないことがはっきりしたいま、おきていることは、「(いま程度の)核さえ持てば米国に対抗できる」という素朴な議論が否定されていることを表しているのではないだろうか。
(いま程度の)核がなければ何ができないか考えてみる。
連邦制樹立はもともと六者協議のなかでゆるやかにできていたはずだが、いまや南には親北政権が樹立されて(それ自体に濃厚な北の工作があるが)、南の国内を北にとってつごうよく変革しており、現時点では六者協議の枠組みすら不要で、南北が共同宣言すればすむ話。米国も実際には邪魔はできず、南が要求すれば米韓軍事条約も在韓米軍基地も無くすしかない。必要なのは南の決意であり、北の核ではない。
米国から北への斬首作戦やそれに類するピンポイントな攻撃の可能性は核がない場合増えようが、それも南が反対する限りは現実的ではない。なお、そもそも金王朝でないほうが北の人民は幸せだろう。つまり斬首作戦に対抗するのは金正恩の我欲にすぎない。
対中国として核を持つ意味は、北の核の裏の意味としてたしかにあったが、いまや金正恩は習近平のケツナメに転じた。中北関係は今後も波乱含みだとおもうが、北に核があるということ自体が、米中関係のコマに使われる可能性も高く、決して北にとって対中独立を意味しない。
結局、(いま程度の)北の核は、金正恩の我欲に加えて、日本を脅したり、無くす無くす詐欺をしたりで、日本からより多額のカネを出させるという意味くらいしかない。(あとは朝鮮人によくみられる夜郎自大感情を満たすのだろう)。北は、トランプだろうが産軍複合体だろうが、いずれにせよ米国のコントロールの下だ。
これでも北の核を肯定するヒトビトは、(反米感情が結果的に満たされるわけでもないのに)金正恩の我欲および日本が恐喝されることをよろこんで肯定しているのだから、アタマの腐った猪八戒教信者ということになる。
自分の未成年の娘が誘拐された親は、相手に娘の返還、謝罪、賠償、刑事罰を望むだろう。それが他人の娘で、誘拐したのが金王朝になったとたん、謝罪も賠償も刑事罰も問題にせず、返還がうまくいかないからといって自国政府を責め始める。こういう傾向のあるヒトビトは、猪八戒教信者のなかでも単なる信者ではなく、まことに高位信者というべきだ。
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