p_fさん のコメント
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樋口英明元福井地裁裁判長、「原発は危険判決の信念、判決の深遠、基準を超える地震「来ない」根拠なし 再稼働認めぬ判断(朝日)
福島の原発事故後では初めて、運転差し止めを命じた関西電力大飯原発原発3,4号機をめぐる2014年の福井地裁判決。昨年8月二退官した樋口氏に聞いた。
・(一審判決が取り消されました)
私が一身判決で指摘した点に具体的に反論し安全と納得させてくれる判決なら、逆転判決を歓迎します。今回の控訴審判決を見ると「新規制基準に従っているから心配ない」というもので、全く中身がない。
・(日本の現状は)
小さな船で太平洋に漕ぎ出している状況に等しい。運がよければ助かるかもしれない。そうでなければ日本全体が他愛変なことに。
・(再稼働の認めぬ方向に心証が動いたのはいつか)
過去10年間に4か所の原発所在地で、原発の耐震設計の根幹となる基準地震動
まるで「米国に従ってさえいれば心配ない」みたいだ。実のところ同じ心根だろう。
日本の裁判所が噴飯、笑止な力学で動いているのは瀬木比呂志著「絶望の裁判所」でもとっくに明らかだ。
> 原発の耐震設計の根幹となる基準地震動を超える地震が五回も発生したことを知った時です。
そうした事実には他にも多くの裁判官がアクセス可能なはずだ。
にも拘わらず、殆どが孫崎さんが言う所の「リベラル」な判断ができない。
件の「男女平等は絵に描いた餅」状態とも同じことだ。
かつて職場の若手が訳知り顔で「会社って、いつも正論が通るとは限らないじゃないですかァ」とほざいたが、そうして今この瞬間にもアンチ・リベラル人たちが すくすくと育っているのである。
> 争点は強い地震が来るか来ないかという点であり、どちらも強い地震に原発は耐えられないことを前提に議論しているのです。
「争点は神風が吹くか吹かないかという点であり、どちらも強大なリソースを持つ米国に まともには勝てないことを前提に議論しているのです」
そんな議論があったか否か知らないが、日本の権力層のメンタルが当時から何も変わっていないことは十分察しが付く。
それにしてもである。そのメンタルは一体何を欲しているのか、守りたいのか。カネだけか。そのくせ軒並みビンボー臭い顔付きなのはどういうわけだ。
むしろ、支配的なのは内面に巣食っているサディスティックな支配欲だろう。
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