りゃんさん のコメント
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1 A: 事実関係
ロシアのプーチン大統領は12日、ウラジオストクで開催中の東方経済フォーラムの全体会合で、日本との平和条約を今年末までに締結するよう安倍晋三首相に提案した。プーチン氏は前提条件をつけずに平和条約を締結した後、「すべての問題の議論を続ける」とし、領土交渉などを後にする考えを示唆した。
プーチン氏は提案に先立ち、平和条約締結後に歯舞、色丹の2島の引き渡しを明記した日ソ共同宣言(1956年)に言及した。
プーチン氏は全体会合に出席していた安倍首相ら聴衆を前に、「年末までに前提条件なしで平和条約を結ぼう」と呼びかけた。
日本政府はこれまで、四島の帰属問題の解決後に平和条約を締結するとの立場でロシアと交渉している。
B: 評価
・日ソ間の戦争状態は19日署名された日ソ共同宣言で、実質上の「平和条約が締結されている。
例えば次の条項がある。
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「サンフランシスコ平和条約ではソ連が参加しませんが、ここでの決定は日本に千島を放棄させたことです。ソ連が参加の有無と関係ありません。他方放棄された千島は米国大統領(ルーズベルト、トルーマン)がスターリンとの間でソ連にあげる約束をしています。」
という議論をしているので、ひとことしておこう。
サンフランシスコ平和条約で、日本が千島を放棄したとしても、ソ連は条約当事国でないので、日本はソ連に対しては千島を放棄していないという考えもしうる。
また、サンフランシスコ平和条約で、日本が千島を放棄しても、それは米国の領土になったわけではないので、米国は自国のものでないものをソ連にあげる約束はできない。
こういう考え方が、現実にロシアに通用するのかどうかではないのだ。あらゆる考え方で領土を守ろうという、いわば根性のようなものが、たぶん(孫崎さんだけでなく)日本の外交官にかけている。たぶん、ロシアや韓国の外交官に比べてもかけている。自分も納税者だから、この程度公務員(元公務員)をののしってもいいだろう。
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