りゃんさん のコメント
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沖縄知事選が進行中です。
この中、「本州」は沖縄にどの様に対峙してきたでしょうか。
私の『戦後史の正体』から沖縄と昭和天皇を引用します。
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終戦後、寺崎英成は一九四七年二月に宮内省御用掛(通訳)に任命され、昭和天皇とマッカーサー元帥との会見の通訳も数回つとめます。
しかし寺崎英成はたんなる通訳ではありませんでした。彼は妻グエンがGHQのフェラーズ准将の遠縁であったこともあって、GHQと太いパイプをもつようになりました。そして昭和天皇と米軍のあいだで、意思疎通をはかる役目もまかされることになったのです。『昭和天皇独白録』のなかで入江侍従長は寺崎英成のことを「〔現在〕日本で一番重要な仕事をしている」とまでいっています。
彼は占領軍のなかでマッカーサーの「軍事秘書」の職にあったフェラーズや、外交
学会での扱いはどうなのかは、わたしにはまったく不明だが、わたしが何度も聞いてるくらいだから、この話を知っている一般人はきっと結構多いだろう。そういう意味では、世間一般に無視されているということはないとおもう。
ただ、これを聞くたびいつもおもうのだが、このはなしには「昭和天皇が沖縄を売った」という暗黙の印象操作の意図が感じられる一方、当時の政治的文脈や、日米要人と昭和天皇自身の言動等を詳細に考察した上で、この話における昭和天皇の意思を説得力あるかたちで分析した評論は管見の限りでは聞いたことがない。もしかしたら進藤氏は分析しているのかもしれないが、残念ながらそこまでは自分は不勉強だ(だれか知っている人がいたら教えてほしい)。
わたし自身がこの話を最初に聞いた頃から考えているのは、「昭和天皇が沖縄を売った」という暗黙の印象操作とは逆に
昭和天皇は沖縄を日本の領土として守ろうとしたのではないかということだ。
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