changeさん のコメント
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カナダは米国と貿易に関する合意を行った。
トランプが、「カナダは全面的に米側要求を受け入れ」と発表したのにカナダが反発し、一時交渉を中断したが、合意にこぎつけた。
新協定の名称は「米国・メキシコ・カナダ協定( USMCA )」に変更し、「自由貿易( Free Trade )」の文言を外す。つまり、米加貿易は「管理貿易」であって、最早「自由貿易」を原則としていない。
この米加合意は、日米「物品貿易協定」の先取りといえる。
つまり、「日米自由貿易」ではない。
日本自動車の量的制限が予定される。
米国農産品(日本に対しては牛肉と豚肉)の関税大幅引き下げが予定される。
自民党は農村県を基盤としてきたが、反発が予想される。
A: 事実関係「カナダも車数量規制 新 NAFTA 「自由貿易」消える」(日経)
トランプ米政権は 9 月 30 日深夜(日本時間 10 月 1 日午後
米国、メキシコ、カナダの協定(USMCA)は、合意に至ったというが、自動車の制限枠は現在の水準180万台から大幅な上限(145%アップ)260万台である。現在の経済活動で致命的打撃を受けるわけではない。今後の経済活動の分野を切り替えていく必要性はある。
肉類の日本への要求は、EPA,TPPの水準に切り下げろということで、それ以上の要求をしてくるということにはならないのではないか。
問題は、自動車であり、輸入枠を決められ、輸入枠以上の輸出品は高関税をかけられることであり、メキシコ、カナダは将来の水準にして両国の抵抗を和らげている。一方、日本に対しては、輸入枠の水準が現在の輸出より大幅に切り下げられる可能性が強く、自動車業界の危機意識が出てきている。
トヨタ豊田会長の自動車関係の税金が極めて高すぎるというアドバルーンがあり、政府に圧力をかけたということでしょう。米国の要求は、TPP水準で見れば、自動車に対する新たな要求であり、人口がどんどん減っていく人口減少社会は間違いなく進んでいくのであり、自動車社会からの脱皮構想を策定できるかどうかが問われているともみるべきでしょう。
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