p_fさん のコメント
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第100回全国高校野球選手権は桐蔭学園が春夏の連覇で優勝した。だが、今年の甲子園での大会で、最も注目を集めたのは決勝に進んだ金足農(秋田)であった。
私も「秋田県勢の決勝進出は 103 年ぶり。金足農が勝つといいな」とツイートした。私のツイートを見た人が「今回100回記念でしょ。 103 年ぶりは間違っているんじゃないの」とコメントした。
選手権は1941年、戦争の影響で中止された。そして戦後、 1946 年西宮球場で再開された。
須賀しのぶ著『夏空白花』(ポプラ社)は戦後、困窮にあえぐ日本で再開にこぎつけるまでの状況を「史実に基づいたフィクション」として描いた。作品中の主人公は朝日新聞
の記者神住匡である。
こうした作品が成功の鍵は、フィクションとしての展開に事実をどう適格に織り交ぜていくかにある。
本は戦中の報道状況の描写から始まる。「朝日新聞が主要紙として存続
>「なにしろ今日まで、社の方針は“新聞を武器として米英殲滅まで戦い抜け“だった」
>「マッカーサーが来たらひたすらヨイショすればいいんです」
「戦後史の正体」にある件を裏付ける描写と思う━「...日本は事実上、軍人をボスとする封建組織のなかの奴隷国であった。そこで一般の人は、一方のボスのもとから他方のボス、すなわち現在のわが占領軍のもとに切りかわったわけである。彼ら多くの者(にとって)はこの切りかえは、新しい政権のもとに生計が保たれていければ、別に大したことではないのである。」(『トルーマン回顧録』)
しかし、係る小説では若者はそうはいかないという。やはり、子供にとっては生計が全てではない、かけがえのないものが他にあるということだろう。
だが、ドレイと自覚させない「麻薬」としても効き目十分だった感は否めない。日本人には冷徹に現実と向き合う戦略的思考がなかったことも浮き彫りにする小説でないか。
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