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m.m.さん のコメント

二島返還は、日本にとって大きなメリットが考えられる。
だが、「北方4島はソ連が不当に奪った」という日本政府の喧伝を信じている人たちや、安倍首相の支持母体であるネット右翼が受け入れるだろうか。さらに米国の了承を得られるのだろうか。
さらに平和条約が締結できたら、対米従属に徹している日本政府が、米国とロシアを天秤に掛けることが可能になり、著しいメリットがある。だがプーチン大統領は、国後・択捉の返還をちらつかせて、米軍基地を作らないとの明確な文書を要求してきた。これは「米国離れ」を迫っているのではないか。自民党が、腹をくくれった決断ができるのか見所だ。

長期政権を続けながら、何の実績も残していない安倍政権が、歴史に名を残せる「最初で最後のチャンス」を生かせるだろうか。
No.3
74ヶ月前
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1956年の日ソ共同宣言は事実上の平和条約であった。つまり、ここでは、①戦争状態を終結決する、②友好善隣関係が回復される、③外交・領事関係が回復される、⓸ソ連は賠償請求権を放棄することが記載されている。 では何故平和条約と呼ばなかったからか。それは領土に関する合意が出来なかったからである。 ソ連は歯舞色丹を返す事には合意した。だが国後・択捉は自国領と主張した。日本側はこれを飲めなかった。サンフランシスコ講和条約で日本は千島を放棄し、吉田首相は国後・択捉は南千島と述べているから、日本政府は、①歯舞色丹を返す、②国後・択捉はソ連領で合意できた。これは許さないというダレス国務長官の圧力で実施できなかった。 今回平和助いう役を結ぶということは領土問題を決着するという点にだけ、意義がある。 それは①歯舞色丹を日本に返す、②国後択捉をロシア領とすることを日本が暗黙に認めることである
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。