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フレデイ タンさん のコメント

イエーメン問題は、私の知る限りでは、CIAとサウジ政府の共同プロジェクトとしてサウジ政府がイエーメン傀儡政権樹立を目指して侵略を敢行しているもので、サウジはことあるごとに背後にイランの妨害があってうまく行かないとイランを敵対視してきている。

上記のようなカラクリを米上院の議員たちは重々知っている筈だ。なのに、彼らがサウジのイエーメン政策に今回否定的に応じるのは背景に何かが隠されているのだろう。

カショーギ暗殺には、私の受け止めだが、ネオコンの策謀がある。ネオコンはサウジの皇太子を憎んでいるに違いないからだ。何故なら、就任直後、皇太子はサウジ政界からヒラリー派、ネオコン派を根こそぎパージしたからだ。

カショーギ暗殺と言い、イエーメン干渉と言い、米国政界にドタバタ感があるのは否定出来ない。それら全部をトランプのせいにするのには私は賛同出来ない。詰まるところ、ブッシュ以来始まった不条理極まりない米国の中東政策がロシアの巧みな介入で行き詰まっていることを示唆しているのだろう。

問題はトランプにそういう行き詰まった米国をしっかりまとめ上げる能力があるのかどうかだ。世界市民の一人として私がトランプに期待したいことは「戦争しないで解決に持ち込んでもらいたいこと」だ。ざっと見渡して、残念ながら、トランプ以外にマーバリック(無印)は米国にいない。他は全部戦争屋に抱きすくめられている。
No.1
72ヶ月前
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A-1[ 皇太子関与「証拠なし」 サウジ記者殺害で米2長官 ] (東京新聞) サウジアラビア人記者カショギ氏の殺害事件で、米国のポンペオ国務長官とマティス国防長官は二十八日、ムハンマド皇太子の関与を裏付ける「決定的な証拠を持っていない」と述べた。上院の非公開会合終了後、記者団に明らかにした。  マティス氏はカショギ氏殺害の責任追及は重要としつつも、「サウジが戦略的なパートナーである現実を受け入れなければならない」と強調。ポンペオ氏も中東ではイランが影響力を強めているとして、サウジへの支援を縮小すれば、中東の不安定化につながり、米国の国益に反するとした。  一方で、議員からはトルコ当局から事件の説明を受けた中央情報局(CIA)のハスペル長官が会合に参加しなかったのを問題視する意見が相次いだ。米メディアは「CIAは皇太子がカショギ氏殺害を命じたと判断した」と報じている。民主党のメネン
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。