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りゃんさん のコメント

たとえばサンフランシスコ講和条約も国連憲章も一方的な宣言みたいなもんですよ。日本にほとんど拒否権はなかった。ヤルタ会談なんかは完全に一方的ですしね。大事なのは、別にどちらが正しいというはなしではないということです。それは先に決まっていた話ではない。負けた方が、その結果正しくなくなっただけです。

中国が既成の「一方的な宣言」に従わず、自分の新しい「一方的な宣言」を逆に世界に押し付けようとするのは、それは中国の勝手ではあります。しかし、これもまた、どちらが正しいという話ではない。勝った側が正しくなるだけです。何度も言うように、米国がどんなに卑劣で汚くても、それを百万回言っても、中国が正しくなるわけではありません。中国はすでにじゅうぶん卑劣で汚いですよ。中国が世界を支配するようになれば、それがそのまま拡大するだけです。

中国のために考えるなら、中国は、既成の秩序にまず参加し、200年くらいかけてゆっくりと自分に有利なようにそれを変えてゆけばよかったのです。それができなかった時点で、もう中国は負けたようなものだと私はみています。中国の偉い人もそれはわかってるでしょうが、戦わなければ内部が分裂するでしょうから、米国と戦うことになるんでしょうけどね。

中国が正しくて米国がまちがってるとか、そんなそれこそ思春期みたいなはなしは、やめたらいいのにとおもいます。
No.8
72ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
12/22 付日刊ゲンダイ、孫崎享「空自の新戦闘機「 F35 」は役立たずの “ 高額なおもちゃ ” だ。」 政府は航空自衛隊の主力戦闘機F15の後継に米国製ステルス戦闘機「F35」を105機購入する方針を固めた。42機は新たに導入する短距離離陸・垂直着陸型「F35B」で、「F35」は既に購入を決めている42機と合わせて計147機体制となる。価格は1機143億円、維持費は毎年10億円以上(30年運用)の「F35A」よりも高額とみられ、今後、兆円単位の税金が投じられることになる。  日本の防衛に不可避であればやむを得ない。しかし、実態は「国家の高額なおもちゃ」である。確かに、中国やロシアが保有する戦闘機よりも性能は優れているだろうがそれだけでは戦う体制は整わない。  米国の安全保障関連シンクタンク「ランド研究所」は2015年、「アジアにおける米軍基地に対する中国の攻撃」と題した極めて重要な
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。