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m.m.さん のコメント

森友・加計問題に関して「国民の追求は弱い」とは、孫崎さんの発言とは信じがたい暴論だ。
一国のトップである総理大臣の悪事を行政がかばい、国権の最高機関である国会では、野党は首相発言の言葉尻追求に固執して官僚の虚偽答弁を無視しつつけていた。多くの国民が疑念を強く抱いている問題に、政権与党からは良識を感じる発言が全く発せられなかった。司法を担う検察も公文書改ざんという重罪を黙認した。つまり、国家のために独立して行動すべき三権が、一体になって隠蔽を図ったのであり、大手メディアもそれに便乗したのである。それに刃向かった一部の良識派ジャーナリストは左遷されている。
こうした中で、一般国民が声を上げても、拡散させることは不可能ではないか。現実に、声を上げた人は各地にいたが、メディアが取り上げないため、その声が広がることはなかった。
孫崎さんの「国民の追求は弱い」発言は、終戦直後の「一億総懺悔」と同様、多くの国民を愚弄する発言であるとともに、この国の滅亡が進んでいることを認識しなくてはなるまい。
No.2
72ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
昨年から今年にかけて安倍政権では森友・加計問題が注目を集めた。  ともに安倍首相の関与が強く疑われているが、国民の追及は弱い。さまざまな理由はあると思うが、背景には、日本にとっては経済が重要であり、とりわけ対米貿易は不可欠で、トランプ大統領(以下敬称略)と個人的関係を構築し、良好な日米関係を築いている安倍首相の存在は大きい ―― と考えているのだろう。しかし、これは「幻想」に過ぎず、明年早々に崩れることになる。  米通商代表部は年明け1月から始まる予定の「日米通商交渉」の対日要求事項を正式に公表した。現在、米国は年間約7兆円の対日貿易赤字を出しているが、日本製品が米国で売れているのは、不当に円安になっているから、と為替操作が扱われる予定である。  対日赤字の過半を占める自動車については、米国内での「現地生産拡大」を要求。交渉の対象項目は広範で、自動車や農産品、サービスから為替に
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。