• このエントリーをはてなブックマークに追加

oldjapさん のコメント

日露間の「北方4島」に関する見解の違いは帰するところサンフランシスコ条約の解釈の違いであろう。両国のサンフランシスコ条約の解釈に違いがあるとすれば、当時の戦勝国すなわちソ連を含む連合国が英文で書いたサンフランシスコ条約を敗戦国である日本国が読み違えたと解釈せざるを得ない。もし日本国が内容に疑念を持っていたなら、条約に署名をする前に日本国は相手に問いただすべきだった。条約は加盟国全員に拘束力を有し、少なくともその内容は条約を結んだ各国に均等の責任を負わせるだろう。したがってある国の解釈は相手側への強制力を持たないし、強ち不当な解釈と見なすことはできない。双方に妥協する意思がなければ、無意味な主張を繰り返すだけであり、日本国民に無意味な希望的観測を宣伝して、それに従わないロシアへの反感を日本国民に広げるという、結果を生むだけだろう。安倍首相に反省を望む。
No.1
71ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A: 事実関係:北方領土は「不法占拠」 菅長官「立場に変わりない」(朝日)  菅義偉官房長官は15日午前の記者会見で、北方領土について「政府の法的立場には変わりはない」と述べ、旧ソ連やロシアによる「不法占拠」が続いているとするこれまでの日本政府の立場を改めて主張した。  ロシア側は、第2次世界大戦の結果として北方領土がロシア領になったことを日本側が認めない限り、日ロ平和条約交渉の進展は難しいとの立場で、14日にあった日ロ外相会談でもこうした認識を示した。菅氏の発言はこうしたロシア側の主張とは相いれず、日ロ双方の歴史認識をめぐる隔たりが改めて鮮明になった。 B: 評価  北方領土は基本的に次の構図になっている。 日本が南千島・国後・択捉を放棄する 日本は放棄した島の帰属には発言権がない 連合国間では、米国はソ連に国後・択捉をソ連領と認める。 はサンフランシス
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。