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changeさん のコメント

英国は連合王国であり、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの王国から成り立っている。

問題の本質は、北アイルランドとアイルランド共和国の国境関税管理であり、「問題が解決するまで英国がEUに残留する条項と期限が明記していない」ということが、離脱協定案の採決で否決されたということである。

関税管理問題をなくし、英国が完全に離脱すれば、工業製品を生産する北アイルランドはアイルランド共和国との統合化にすすむし、独立志向の強いスコットランド問題も顕在化する。

投票で僅差でEU離脱を決めても、国がまとまらないというより分裂の危機に瀕する。EU統合で北アイルランドとアイルランドの共存が成り立っており、EU離脱投票で、パンドラの箱を開けてしまったといえる。

だれがやっても解決策など見当たらない。EU経済統合の大きな力を見直しています。経済の結びつきがあって国家が成り立つが、経済の結びつきを外せば、国家が分裂するという事例といえる。

この事例を見ていると、お隣の韓国は、サムスンが韓国GDPの25%を占め、81の大企業の利益の半分を稼ぎ出しているが、製品製造の部品は日本に大きく依存している。半導体など経済としての依存度が高く、部品の供給、半導体製造装置の輸出制裁をかけたら、国家として大きな打撃をこうむるでしょう。米国、中国と同じように、日本は経済大国であり、日本を無視したような行動は、あまり好ましい行動ではない。大切な関係であり、共存意識を保たなければ、韓国は自滅していくのでしょう。
No.1
72ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
米国 WP 社説、英国は EU 離脱の計画なしに離脱。大災難に向かい進む( Britain is left without a Brexit plan. It’s headed toward disaster. ) 英国の EU 離脱に際し、労苦の伴う合意に対し、英国議会で圧倒的反対(賛成202票、反対432票)は、メイ首相も反対者も誰も代案を持っていないだけに悲惨である。当面、議会の多数の支持をえる案は何らない。かつ EU も実質的変更を受け入れない。   EU 離脱は英国政治社会を行き詰まり状態にした。3月29日には英国にとっての最悪の選択、統制メカニズムなしに EU より離脱が起こりうることを示している。  メイ首相は過去二年半、選挙民が僅差で支持した考えー離脱―を、米国は EU からの完全主権を得るが、如何なる離婚も経済的、政治的対価を伴うという国民には認知されない現実とを調整するため努力した。
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。