猿のセンズリさん のコメント
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内容紹介
加賀藩ゆかりの焼き物「古九谷」。加賀藩第二代藩主・前田利常 ( としつね /1594-1658) 。キリスト教において罪を清める儀式で使用する「洗礼盤」。この 3 つのキーワードを手掛かりに、歴史の闇に葬られた謎を解いてゆく。南蛮貿易によりキリスト教が布教され、 1605 年の日本の信者数は 75 万人ともいわれる。加賀でも高山右近の影響で多くの大名が信者となり、利常の時代にも多くのキリシタン藩士を抱えたが、「バテレン追放令」により、彼らは表向きは棄教する。利常は自分のために犯した罪 ( 大坂の陣等 ) の洗礼ができるよう、キリシタンのシンボルを忍ばせた古九谷の絵皿 = 洗礼盤を藩士に贈り、後世には「伝世品古九谷平鉢」と呼ばれるようになった「利常の洗礼盤」。その誕生の背景や過程なども明かされ、興趣は尽きない。 ( オールカラー )
【目次】
第一章 加賀の利常とキリシタンの間
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