内容紹介
加賀藩ゆかりの焼き物「古九谷」。加賀藩第二代藩主・前田利常(としつね/1594-1658)。キリスト教において罪を清める儀式で使用する「洗礼盤」。この3つのキーワードを手掛かりに、歴史の闇に葬られた謎を解いてゆく。南蛮貿易によりキリスト教が布教され、1605年の日本の信者数は75万人ともいわれる。加賀でも高山右近の影響で多くの大名が信者となり、利常の時代にも多くのキリシタン藩士を抱えたが、「バテレン追放令」により、彼らは表向きは棄教する。利常は自分のために犯した罪(大坂の陣等)の洗礼ができるよう、キリシタンのシンボルを忍ばせた古九谷の絵皿=洗礼盤を藩士に贈り、後世には「伝世品古九谷平鉢」と呼ばれるようになった「利常の洗礼盤」。その誕生の背景や過程なども明かされ、興趣は尽きない。(オールカラー)
【目次】
第一章 加賀の利常とキリシタンの間
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ニコニコ動画を視聴できる。1月29日23:59まで視聴可能とあった。初めて一部見たが、視聴者数279人、コメント49件とあり、孫崎さんの動画の視聴者があまりにも少ないのに、びっくりした。常はもっと多いのでしょうか。
他人の思惑などかなり無視したご投稿を見ていると、世間の対応も限定化されてくるのでしょう。それにしても寂しい。少し幅を持たせた主張をしていただけば、関心を持つ人が増えるのではないか。関心がある人だけで良いと考えれば、それはそれで、納得しておられるのでしょう。
本は1月27日発売2,700円で、25日ぐらいから店頭に並ぶといっていた。
孫崎紀子さんは1948年生とあるから、私より9歳若いが、頭はボーイッシュであり、すでに「かぐや姫誕生のなぞ」を現代書館から出版しておられる。
九谷焼は、独特の焼き物であり、利常の「洗礼盤」伝世品古九谷平鉢と隠れキリシタンを読み解く読み物として面白い。さっそくアマゾンに予約します。印税のような、下世話なことはともかくとして、ご夫婦そろって書を世に問うておられる、素晴らしいとしか言えません。
私の中で、戦国大名のキリシタン性と釜山の倭館に妙に関心が高まっている、その最中に、「古九谷の暗号」が出版される。
不思議な縁です。是非、読まさせて下さい。
歴史に残る著書と思っています。多くの方に読んでもらいたい一冊です。過去本も・・です。忘れやすい方々の為にも、ニコ生中継に、本立てでも用意して紹介して下されば・・・と余計な事を考えています。