フレデイ タンさん のコメント
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『季論21』2019冬・掲載 木村衛一著「ドイツ極右が狙う価値の転換」
・ドイツは戦後民主主義の優等生。今、右翼ポピュリズム台頭。
・ AfD (ドイツのための選択肢 Alternative für Deutschland )は2017年9月24日連邦議会選挙で12.6%(+7.9%)獲得、全16州議会で議席。 → 政治的次元にとどまらない、精神的・文化的・道義的な分岐点
・もともと反 EU を掲げて結党された AfD は、排外主義、反ユダヤ、歴史修正主義、等極右的要素強める。
・歴史修正主義。「ドイツの罪責文化は終わった」
・ AfD は国粋主義、人種差別主義は隠さない。「混血民族の製造」の糾弾、「信仰の自由はイスラムから取り上げるべきだ」
・「反ユダヤ主義」も明白。
・「体制全体、気候全体」の清算を要求。
・ドイツにおける排外主義大衆運動の先駆けは2014年からの「
続き
日本は特殊な国です。日本人が誇る明治維新はイギリスの支援で成功したし、この前の大日本帝国軍部独裁政権を粉砕し、日本人を解放してくれたのは米国軍ですから、アングロサクソンユダヤに対する日本人一般の心情には親近感こそあれ、違和感は全く無いのです。ところが、ドイツ人やフランス人には戦後復興に移民を多く受け入れ、その人種、民族問題は日本人の想像を絶する深刻なものがあるのです。
米国でさえもプアホワイトが立ち上がって、オーストラリアの白欧主義もどきの運動に成長し、トランプにメキシコ国境に高い壁を作らせ南米人を締め出そうとしているではないですか。アングロサクソンユダヤのグローバリズムは本家米国で崩れつつあるのですから、ドイツ極右は今後勢いを増して来ることは間違いないと私は思います。
こういう危険な傾向に歯止めを仕掛けるには米国ネオコンのグローバリズムと呼ばれる資本と人の国境を越えた野放図な云わばアナルコキャピタリズムと呼ばれるネオコンの無政府主義を粉砕することが前提とならねばならないと私は考えます。
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