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紹介:論評木村衛一著「ドイツ極右が狙う価値の転換」、ドイツは戦後民主主義の優等生。今、右翼ポピュリズム台頭。AfD(ドイツのための選択肢)は2017年9月24日連邦議会選挙で12.6%獲得、→政治的次元にとどまらない、精神的・文化的・道義的な分岐点
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紹介:論評木村衛一著「ドイツ極右が狙う価値の転換」、ドイツは戦後民主主義の優等生。今、右翼ポピュリズム台頭。AfD(ドイツのための選択肢)は2017年9月24日連邦議会選挙で12.6%獲得、→政治的次元にとどまらない、精神的・文化的・道義的な分岐点

2019-02-04 09:13
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『季論21』2019冬・掲載 木村衛一著「ドイツ極右が狙う価値の転換」

・ドイツは戦後民主主義の優等生。今、右翼ポピュリズム台頭。

AfD(ドイツのための選択肢 Alternative für Deutschland)は2017年9月24日連邦議会選挙で12.6%(+7.9%)獲得、全16州議会で議席。政治的次元にとどまらない、精神的・文化的・道義的な分岐点

・もともと反EUを掲げて結党されたAfDは、排外主義、反ユダヤ、歴史修正主義、等極右的要素強める。

・歴史修正主義。「ドイツの罪責文化は終わった」

AfDは国粋主義、人種差別主義は隠さない。「混血民族の製造」の糾弾、「信仰の自由はイスラムから取り上げるべきだ」

・「反ユダヤ主義」も明白。

・「体制全体、気候全体」の清算を要求。

・ドイツにおける排外主義大衆運動の先駆けは2014年からの「

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米国のネオコンがグローバリズムを看板として掲げ、世界征服作戦を展開して来たが、その理念は脱民族主義だと私は観ています。従って、その狙いは中國が色濃く保持して止まない漢民族主義、ロシアがロシア正教に基盤を置くロシア民族主義の両方を粉砕し、資本(ウオール街)の奴隷に化することなんです。

ネオコンのグロバリズムは民族を完全に超越しているかと問えば、必ずしもそうとは言えない。その根幹にアングロ・サクソン・ユダヤの支配的実体があることは、否めないのです。フランスのドゴール大統領はそれを嫌と言うほど感じ、フランスの独自路線を模索したことは有名な話です。ドイツ人やフランス人はアングロサクソンユダヤに敏感にならざるを得ません。

米国は人種の坩堝ですから、民族や人種がお互いに足を引っ張り合い、泥沼状態ですから、多々ある人種民族が団結してアングロサクソンユダヤの米国支配基盤に反対ののろしが直接上がることは無いのです。米国のネオコンはそれを良いことにして更に跳躍して世界をそのような混沌とした坩堝にしたいと思っていて不思議はありません。

続く

No.1 69ヶ月前

人物の人となりを知ろうとして調べても、木村衛一なる人物がいない。調べ方を変えて木戸衛一ということが分かった。ご投稿の内容を知るうえで、著者の名前が違っていては、話にならない。

ドイツの最近の目まぐるしい動向を見ていくと、2015年から2016年に起きているシリア難民を無視することができない。根本原因は、シリアアサド政権に当事者能力がなく、国連(米国を主体とする多国籍軍)とロシアが対立する側につき、シリア国民が路頭に迷ってしまったことである。

欧州全般に影響している人種問題は、歴史的に、ユダヤ人問題とジプシー(漂流民)の一民族「ロマ人問題があるが、東ドイツ出身のメルケル首相が異常な熱意をもって、シリア難民問題に取り組んだ結果が、悪い方向に流れてしまったということである。メルケル自身は、難民を引き受けることによって、次の選挙を有利に進めようとしたわけであり、現在の結果は受け入れているが、ドイツ人民の流れが、人道的配慮から一気に自国民優先の方向に舵を切り始めたということでしょう。

中東、アフリカ難民を15年から16年の2年間で120万人受け入れた。2016年でみると、ドイツ(約72万人)、フランス(約7万人)、英国(3万人)であり、ドイツが突出して難民受け入れが大きい。CSUなどは20万人ぐらいにすべきだと主張したが、メルケルが受け入れなかったということである。120万人受け入れても、企業の正社員は10%に満たないという。メルケルの理想に反して、国民の平等性が一気に崩れ、貧困者の拡大、深刻化と民主主義に対する疑問を起こしてしまった。

ドイツ極右と言っているが、ドイツ国民の信頼をメルケル首相が失えば、社会的混乱という深刻な事態を巻き起こした難民問題がやり玉にあがることは致し方ないことであり、難民問題に対する政策変更が余儀なくされ、メルケル首相の基盤が瓦解していくのは当然なことでしょう。

No.2 69ヶ月前

>>1
続き
日本は特殊な国です。日本人が誇る明治維新はイギリスの支援で成功したし、この前の大日本帝国軍部独裁政権を粉砕し、日本人を解放してくれたのは米国軍ですから、アングロサクソンユダヤに対する日本人一般の心情には親近感こそあれ、違和感は全く無いのです。ところが、ドイツ人やフランス人には戦後復興に移民を多く受け入れ、その人種、民族問題は日本人の想像を絶する深刻なものがあるのです。

米国でさえもプアホワイトが立ち上がって、オーストラリアの白欧主義もどきの運動に成長し、トランプにメキシコ国境に高い壁を作らせ南米人を締め出そうとしているではないですか。アングロサクソンユダヤのグローバリズムは本家米国で崩れつつあるのですから、ドイツ極右は今後勢いを増して来ることは間違いないと私は思います。

こういう危険な傾向に歯止めを仕掛けるには米国ネオコンのグローバリズムと呼ばれる資本と人の国境を越えた野放図な云わばアナルコキャピタリズムと呼ばれるネオコンの無政府主義を粉砕することが前提とならねばならないと私は考えます。

No.3 69ヶ月前
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