『季論21』2019冬・掲載 木村衛一著「ドイツ極右が狙う価値の転換」

・ドイツは戦後民主主義の優等生。今、右翼ポピュリズム台頭。

AfD(ドイツのための選択肢 Alternative für Deutschland)は2017年9月24日連邦議会選挙で12.6%(+7.9%)獲得、全16州議会で議席。政治的次元にとどまらない、精神的・文化的・道義的な分岐点

・もともと反EUを掲げて結党されたAfDは、排外主義、反ユダヤ、歴史修正主義、等極右的要素強める。

・歴史修正主義。「ドイツの罪責文化は終わった」

AfDは国粋主義、人種差別主義は隠さない。「混血民族の製造」の糾弾、「信仰の自由はイスラムから取り上げるべきだ」

・「反ユダヤ主義」も明白。

・「体制全体、気候全体」の清算を要求。

・ドイツにおける排外主義大衆運動の先駆けは2014年からの「