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りゃんさん のコメント

この件については通り一遍のことしか知らないが、孫崎さんの理解と少し異なる受け止めをわたしはしている。

経団連会長は、討論会を通じて、科学的データを示して説得すれば、原発再稼働について国民の理解を得られるだろうと甘く考えていたのだろう。しかし、再稼働反対派のことを知るにつけ、「エモーショナル(感情的)な反対をする人たちと議論をしても意味がない。絶対いやだという方を説得する力はない」という認識に至ったのであろう。
ただこれだけのことで、別に政権の圧力などはなかったであろう。

これに関連して、孫崎さん引用の東京新聞には「原発再稼働を進める安倍政権」という叙述があるが、わたしは安倍政権は、原発再稼働に対してはかなり日和見だとおもっている。おそらく、安倍政権をアタマからすべて否定的に見ている人たちにはそれが見えないのであろう。むしろ安倍政権が日和見で非協力的ゆえに、経団連会長が焦って、結局自滅してしまったとさえ想像が向かう。

原発再稼働問題に限らず、安倍首相は、与党内にできるだけ敵をつくらないようにいま動いているようにみえる。そのために権力の使用を抑制している。心中を想像すると、4選のため、そして9条改憲のためということなのだろう。

しかし、いまは強力な権力を用いても、原発を再稼働をさらに推進すべきときだとわたしはおもっている。経団連会長もそのようなおもいなのだろう。
No.5
69ヶ月前
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A: 事実関係1:「原発 国民反対なら無理」 経団連会長、政権と同調姿勢転換(1月5日東京新聞) 経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は年初に際しての報道各社とのインタビューで、今後の原発政策について「東日本大震災から八年がたとうとしているが東日本の原発は再稼働していない。国民が反対するものはつくれない。全員が反対するものをエネルギー業者や日立といったベンダー(設備納入業者)が無理につくることは民主国家ではない」と指摘。「真剣に一般公開の討論をするべきだと思う」として、国民の意見を踏まえたエネルギー政策を再構築すべきだとの見方を示した。  原発再稼働を進める安倍政権に対して、従来、経団連は「原子力は最も重要な基幹エネルギー」(榊原定征前会長)として同調していた。  しかし、政府と民間が進めてきた原発の輸出戦略は、コスト高や安全不安で相次いで頓挫。中西氏が会長を務める日立製作
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。