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なしさん のコメント

>>2
独立後間も無く漢字を廃止したのは「北朝鮮」ほうです。
これはもう、法律で決めました。
大胆な国語改革を行なって、漢字語を少なくして固有語を
ハングルで使うように改革しました。

それに比べると韓国は漢字から抜け出そうとはしていません。
少なくとも積極的には。
韓国のバラエティー番組の題名にはやたらに漢字語の四字熟語が
採用されています。
私見ですが、韓国人の深層心理にはハングルよりも漢字のほうが
高級な文字との認識があるような。

中国語の表音文字表記は簡単だとされています、じつは。
日本語はもうどうにもなりませんが。

実は中国の首脳は漢字が大嫌いです。

これには歴史的な事情があります。

毛沢東が内戦に勝ち、数億の人民とともに新中国を
作り上げねばならないとなった時、今ちょっと具体的な数字が
ないのですが、話にならないほどの識字率でした。
子供が熱を出しても医者よりも祈祷師を頼るような
遅れた民が5億人ほど。

彼らに教育をつけるためには漢字は大きな障害でした。
簡体文字についていろいろいう日本人がいますが、
わかってやれよ、というのが私の感想です。

そんなに嫌いな漢字を、ではなぜ今も中国は使い続けているか、
技術的に簡単なら中国語を表音文字表記にすれば良いではないか。

実はやめるにやめられないのです。

一口に中国語と言っても地域によって様々なのはよく知られています。
もう方言なんてものではなく、外国語です。
その実態は。

人民日報は、何か国語で発行されているか。
一ヶ国語です。
当然です、漢字ですから。
北京の人は北京語で読み、上海の人は上海語で読むわけです。
なんなら漢文に強い日本人が日本語で読んでも良いですね。
それができるのが漢字です。

漢族の一体化のために絶対に必要なツールが漢字です。

中国が漢字を失えば、漢族はスラブ族のようになります。
人民日報は国内だけで数カ国語で発行しなければなりません。
北京語と広東語はロシア語とポーランド語ほどに距離がある
かもしれません。

大嫌いな漢字を中国はやめられないのです。
No.5
68ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
年号、「令和」、出典は万葉集。「令和」の出典は「万葉集」巻五の「梅花(うめのはな)の歌三十二首并(あわ)せて序(じょ)」。「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」から引用   貧窮問答歌   (甲)風雑 ( まじ ) り 雨降る夜 ( よ ) の 雨雑り 雪降る夜は   すべもなく 寒くしあれば 堅塩を 取りつづしろひ   糟湯酒 ( かすゆさけ )  うち啜 ( すす ) ろひて 咳 ( しはぶ ) かひ 鼻びしびしに   しかとあらぬ 髭掻き撫でて 吾 ( あれ ) をおきて 人はあらじと   誇ろへど 寒くしあれば 麻衾 ( あさふすま )  引き被 ( かがふ ) り   布肩衣 ( ぬのかたきぬ )  ありのことごと 着襲 ( そ ) へども 寒き夜すらを   我よりも 貧しき人の 父母は 飢ゑ寒からむ   妻子 (
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。