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フレデイ タンさん のコメント

この論評はウオール街の為の、ウオール街による、ウオール街の世界政治の構築を夢見る利益集団の機関紙たるニューヨークタイムスが書かせたとしか思えない単純な視方と私はお見受けしました。

トランプの観方である「EUが一体より、分離したほうがEUを支配出来る」は私にはとても面白い。米国植民地主義の観点に立てばヨーロッパは米国にとって被支配の地です。諸国に団結されたらたまったものでない。トランプは直感的にそう思っているのでしょうね。

ここでは立ち入らないが、「ユーロあってのEU」という側面も無視できない。ドイツ経済の強さもあって、ユーロという通貨の崩壊は時間の問題だと言われている。ギリシャはEUから離脱すれば良かったのにネオコンに恫喝されてEUに残った。今、ギリシャは塗炭の苦しみに喘いでいる。

イギリスの深刻な問題は移民流入もあるが、イギリス人はユーロ崩壊からもたらされるEU解体をも予見して、その結果、招来する大混乱に巻き込まれるのは困るという危機感が下層のイギリス人の深層にあるのではないかと私は観ています。

英国の与党(野党も入れてよい)はシテイーの利益を代表しているから、与党のみならず議員諸君には英国の人民の意思には従わないのがその本能としてあると私は思いますね。ですから、EU離脱は宙ぶらりんにならざるを得ません。
No.1
67ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
英国は EU 離脱を巡り混迷を続けている。最新のニュースは次のものである。「英国のメイ首相は2日、欧州連合(EU)との合意がないままEUを離脱する事態を避けるため、12日の離脱日の延期をEUに求める考えを示した。離脱条件を定めたEUとの協定案を英議会で可決しようと、与党内の強硬派を見限って最大野党・労働党の協力を仰ぐことも決断。今後の交渉の行方を野党の出方に委ねる形だが、局面の打開につながる保証はない。」  こうした状況下、米国ニューヨーク・タイムズ紙は「英国は気が狂った( The United Kingdom Has Gone Mad )」と題するトーマス・フリードマン( Thomas L. Friedman )の論評を掲げた。フリードマンは 3 度目のピューリッツァー賞(コメンタリー部門)を受賞した米国の代表的論客である。 ・今、英国では EU 離脱を巡り、いたるところで茶番劇がある。面白くな
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。