英国はEU離脱を巡り混迷を続けている。最新のニュースは次のものである。「英国のメイ首相は2日、欧州連合(EU)との合意がないままEUを離脱する事態を避けるため、12日の離脱日の延期をEUに求める考えを示した。離脱条件を定めたEUとの協定案を英議会で可決しようと、与党内の強硬派を見限って最大野党・労働党の協力を仰ぐことも決断。今後の交渉の行方を野党の出方に委ねる形だが、局面の打開につながる保証はない。」

 こうした状況下、米国ニューヨーク・タイムズ紙は「英国は気が狂った(The United Kingdom Has Gone Mad)」と題するトーマス・フリードマン(Thomas L. Friedman)の論評を掲げた。フリードマンは3度目のピューリッツァー賞(コメンタリー部門)を受賞した米国の代表的論客である。

・今、英国ではEU離脱を巡り、いたるところで茶番劇がある。面白くな