りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
マイケル・ E. ポーター著は著書『日本の競争戦略』(ダイヤモンド社、 2000 年)で下記の警告を行っている。
・日本企業はオペレーション効率において先行していた。だがベスト・プラクティスは、早晩ライバルに模倣されてしまう。
・継続的改善の積み重ねは戦略ではない。競合他社の模倣や同じ手法を少し上手に行うことも戦略とは呼べない。
・戦略の欠如がもたらす危険性は、日本の幾つかの代表的な産業事例によって鮮明に例証されている。
ポーター・ハーバード大学教授は1980年『競争の戦略』(ダイヤモンド社、1982年)を出版し、企業戦略の第一人者の地位を確立した。彼は、この本の中で、企業戦略策定のプロセスを次のように記載している。
A 企業がいまやりつつあるものは何か。
1明示的か暗示的かを問わず、現在の戦略は何か。
2戦略の基礎になっている仮説は何か。
B 企業環境に
最近わたしが注目しているのは、米朝会談や金正恩外交についての、天木氏の「独自説」です。
拾ってみれば、
3月1日
米朝合意ならず(一日遅れの北朝鮮の衝撃的な記者会見)
http://kenpo9.com/archives/5680
米朝合意ならず(ベトナム公式訪問を続けた金正恩の余裕)
http://kenpo9.com/archives/5681
前者のなかで「トランプは北朝鮮に大きな借りをつくってしまったのである」とまで天木氏は書いています。
3月31日には
ハノイ会談の中断の原因はトランプ大統領にあった動かぬ証拠
http://kenpo9.com/archives/5796
4月になってからも、
若輩ながら世界のどの首脳よりも外交手腕が高い金正恩
http://kenpo9.com/archives/5832
プーチン大統領を待たせた金正恩委員長の外交手腕
http://kenpo9.com/archives/5883
というふうに、金正恩をべた褒めですね。
北朝鮮問題の帰趨は、まだどうなるかわかりません。もしかしたら今後、天木直人氏の慧眼が証明されるのかもしれません。しかし現時点で報道されている内容を前提に考えるなら、天木氏の考えは「独自説」、それも「「独自説」が暴走している」という以外の表現が、わたしには見当たりません。
では孫崎氏はといえば、米朝会談決裂直後に、天木氏よりはずっとずっと慎重な表現であるが、天木氏寄りの立場をにじませていたように、わたしには見えました。
https://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar1736744
戦略をいう孫崎大使や、孫崎大使の友人である天木大使の、専門的訓練を経た戦略眼から発する予測が正しいのかどうかを、タダの素人が見極める楽しみが、天木氏や孫崎氏のブログを読むわたしの楽しみのひとつでもあります。
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